当記事では、日本時間の2024年11月2日(土)から11月3日(日)にかけてアメリカのデルマー競馬場で開催される競馬の祭典『ブリーダーズカップ』のレース結果・レース映像・日本馬の成績を一覧形式で記載する。
レース | 優勝馬 | 騎手 |
---|---|---|
BCフィリー& メアスプリント | ソウルオブアンエンジェル Soul of an Angel | D.ヴァンダイク |
BCターフ スプリント | スターラスト Starlust | R.ライアン |
BCディスタフ | ソーピードアンナ Thorpedo Anna | B.ヘルナンデスJr. |
BCターフ | レベルスロマンス | W.ビュイック |
BCクラシック | シエラレオーネ | F.プラ |
BCフィリー& メアターフ | モイラ | F.プラ |
BCスプリント | ストレートノーチェイサー Straight No Chaser | J.ヴェラスケス |
BCマイル | モアザンルックス | J.オルティス |
BCダートマイル | フルセラーノ Full Serrano | J.ロザリオ |
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
優勝馬はソウルオブアンエンジェル(Soul of an Angel)。距離を短縮し、プリンセスルーニー招待ステークスに続く重賞連勝でG1制覇を飾った。2着にソサイエティ、3着にプレザントが入線した。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
優勝馬はスターラスト(Starlust)。ハナを切ったコグバーンが最終直線で失速し、混戦模様のなか馬群を割って差し切った。抜け出す過程で接触があったため、レース後は審議となったものの入線順通りに確定した。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
勝利したのはソーピードアンナ(Thorpedo Anna)。今年のケンタッキーオークス優勝馬で、その後ニューヨーク牝馬2冠を達成。3冠達成を目指すのではなく牡馬混合の「真夏のダービー」トラヴァーズステークスに出走し勝ち馬フィアースネスからアタマ差の2着に好走していた。2024年度の成績はこれで7戦6勝(2着1回)。
日本から出走したアリスヴェリテは4着となった。
※YouTube『At The Races』より引用。
優勝馬はレベルスロマンス。最終直線で後続を一気に突き放したものの、後方から末脚を伸ばした日本勢2頭が差を詰め、これを振り切って勝利を飾った。
日本から参戦したローシャムパークは僅差の2着、シャフリヤールは3着となった。
※YouTube『At The Races』より引用。
優勝馬はシエラレオーネ。ブルーグラスステークス制覇後、ケンタッキーダービーで2着、ベルモントステークスで3着、トラヴァーズステークスで3着と善戦が続いていたが、大一番で勝利を飾った。2着はフィアースネスで、シエラレオーネはトラヴァーズステークスのリベンジを果たしたかたちとなる。
日本から出走したフォーエバーヤングは最終直線で末脚を発揮し、3着入線。3歳馬によるワンツースリー決着となった。ウシュバテソーロは10着、デルマソトガケは13着での入線となった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
優勝馬はモイラ。最終直線で一足早く抜け出しをはかり、急追する後続を完封した。2023年はインスパイラル・ウォームハートに続く3着だったが、1年越しのリベンジを果たした。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
優勝馬はストレートノーチェイサー(Straight No Chaser)。2023年の5月に重賞制覇後、故障により1年間の長期離脱を余儀なくされ、2024年の5月に復帰。サンタアニタスプリントチャンピオンシップステークスを6馬身差で復活の圧勝を飾っていた。
日本から参戦したメタマックスは8着、ドンフランキーは9着、リメイクは11着だった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
優勝馬はモアザンルックス。道中最後方の位置に控え、直線コースで大外から撫で切り伏兵評価を覆した。日本から参戦したテンハッピーローズが4着、ジオグリフが5着入線となった。
※YouTube『At The Races』より引用。
優勝馬はフルセラーノ(Full Serrano)。アルゼンチンからの移籍馬で、パシフィッククラシックで2着となった後、BCクラシックではなく距離短縮でBCダートマイルへと照準を定めていた。日本から出走したテーオーサンドニは果敢に逃げるも失速し9着での入線となった。
レース | 優勝馬 | 騎手 |
---|---|---|
BCジュヴェナイル ターフスプリント(G1) | マグナムフォース Magnum Force | C.キーン |
BCジュヴェナイル フィリーズ(G1) | イマーシヴ Immersive | M.フランコ |
BCジュヴェナイル フィリーズターフ(G1) | レイクヴィクトリア Lake Victoria | R.ムーア |
BCジュヴェナイル(G1) | シチズンブル Citizen Bull | M.ガルシア |
BCジュヴェナイル ターフ(G1) | アンリマティス Henri Matisse | R.ムーア |
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
レースを制したのはマグナムフォース(Magnum Force)。日本から出走したエコロジークは8着だった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
レースを制したのはイマーシヴ。この勝利によりデビューから4戦4勝、うちG1を3連勝。日本から出走したオトメナシャチョウは7着、アメリカンビキニは9着だった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
レースを制したのはレイクヴィクトリア(Lake Victoria)。この勝利でデビューから無傷の5連勝(うちG1・3勝)となった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
勝利したのはシチズンブル(Citizen Bull)。2着にゲーミング(Gaming)が入線し、B.バファート厩舎のワンツーフィニッシュとなった。人気を集めていたイーストアヴェニュー、チャンサーマクパトリックはいずれも着外。日本から出走したエコロアゼルは8着、シンビリーブは最下位の10着となった。
※YouTube『NBC Sports』より引用。
直前にアオモリシティが放馬するアクシデントが発生。レースを勝利したのはアンリマティスだった。2011年のマイルCSに来日した名牝イモータルヴァースの仔である。
放馬したアオモリシティが3着に入線。日本から出走したサトノカルナバルは9着だった。
出走した日本馬 | 着順 | レース |
---|---|---|
エコロジーク | 8着/12頭 | BCジュヴェナイルターフスプリント(G1) |
オトメナシャチョウ | 7着/9頭 | BCジュヴェナイルフィリーズ(G1) |
アメリカンビキニ | 9着/9頭 | BCジュヴェナイルフィリーズ(G1) |
エコロアゼル | 8着/10頭 | BCジュヴェナイル(G1) |
シンビリーブ | 10着/10頭 | BCジュヴェナイル(G1) |
サトノカルナバル | 9着/12頭 | BCジュヴェナイルターフ(G1) |
オーサムリザルト | 出走取消 | BCディスタフ(G1) |
アリスヴェリテ | 4着/7頭 | BCディスタフ(G1) |
ローシャムパーク | 2着/13頭 | BCターフ(G1) |
シャフリヤール | 3着/13頭 | BCターフ(G1) |
フォーエバーヤング | 3着/14頭 | BCクラシック(G1) |
ウシュバテソーロ | 10着/14頭 | BCクラシック(G1) |
デルマソトガケ | 13着/14頭 | BCクラシック(G1) |
メタマックス | 8着/11頭 | BCスプリント(G1) |
ドンフランキー | 9着/11頭 | BCスプリント(G1) |
リメイク | 11着/11頭 | BCスプリント(G1) |
テンハッピーローズ | 4着/11頭 | BCマイル(G1) |
ジオグリフ | 5着/11頭 | BCマイル(G1) |
テーオーサンドニ | 9着/13頭 | BCダートマイル(G1) |
ブリーダーズカップ(Breeders' Cup)とは、アメリカで毎年開催されている競馬の祭典である。10月末ないし11月初旬に2日間に分けて行われる。1984年に創設され、開催地は毎年持ち回りとなっている。1日目には2歳G1、2日目には3歳以上のG1レースが行われる。
2015年に米三冠馬アメリカンファラオがブリーダーズカップ・クラシックに出走し、史上初のグランドスラムを達成。また2021年には日本から参戦したラヴズオンリーユーがブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを、マルシュロレーヌがブリーダーズカップ・ディスタフを制し、日本馬史上初のブリーダーズカップ優勝を果たしている。
2024年はデルマー競馬場で開催される。同地でのブリーダーズカップ開催は2021年以来。
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