競走馬の主な疾病・症状の一覧 | 競馬用語まとめ

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 当記事では、競走馬の疾病・症状を一覧形式で記載する。

蹄葉炎を発症するも復帰し重賞ウィナーとなったグレーターロンドン(c)netkeiba
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  1. 鞍傷
  2. エビハラ(エビ)
  3. 毛ばなが咲く
  4. 背割れ
  5. ガレる
  6. ガス腹
  7. ガフ
  8. 屈腱炎
  9. クモズレ
  10. 繋靱帯炎
  11. 腰痿(ようい)
  12. 挫跖
  13. 心房細動
  14. スクミ
  15. スパーピン
  16. 疝痛
  17. 喘鳴症(ノド鳴り)
  18. ツキアゲ
  19. 蹄叉腐爛
  20. 蹄葉炎
  21. DDSP
  22. 馬伝染性貧血(伝貧)
  23. ナイラ
  24. 夏負け
  25. 跛行
  26. 鼻出血
  27. フレグモーネ
  28. むこうずね
  29. 焼烙療法
  30. ヤマキズ
  31. 裂蹄
  32. 関連情報
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鞍傷

鞍が競走馬の背をなん度も擦ることによって生じる背中の傷。

エビハラ(エビ)

屈腱炎の俗称。

毛ばなが咲く

被毛が逆立ち毛ヅヤがなくなる状態。

背割れ

馬体が絞りきれず、背中に無駄な肉がついている状態。

ガレる

体調が低下し、毛ヅヤが悪く馬体が細くなった状態。

ガス腹

風気疝と呼ばれる病気で、町内にガスが溜まった状態。さく癖のある競走馬に発生しやすい。

ガフ

陰門吸引症のこと。膣内に空気が出入りし、音が出る状態。

屈腱炎

上腕骨と肘節骨をつなぐ腱(屈腱)の腱繊維が一部断裂し、患部に発熱や腫れを起こしている状態。

クモズレ

後肢の球節下部にできる円形の傷。競走馬が走行中に踏み込む際、馬場の砂などによって擦ることで起こる。

繋靱帯炎

管骨上部の後面と種子骨をつなぐ繋靱帯に炎症を生じる疾病。

腰痿(ようい)

腰フラ、またはウォブラー症候群とも呼ばれる。後躯の運動失調や感覚麻痺を主症状とする病態。

挫跖

競走馬が後肢の先端で前肢の蹄底を打撲する、あるいは地上の硬いものを踏んだ場合などに、蹄底におきる炎症のこと。

心房細動

心臓に異常な電気信号が起こり、心房が規則正しいリズムを失う不整脈の一種。人間のものとは異なり、予兆のない競走馬がレース中に発症し、自然治癒するものがほとんど。

スクミ

労作性横紋筋融解症という筋肉の損傷により、馬体に痙攣や痛みを生じる疾患。遺伝やストレス、強い運動の反動や栄養バランスの異常などが原因として挙げられる。

スパーピン

飛節内腫。飛節の前内側に骨瘤が発生する関節炎。

疝痛

馬の腹痛をともなう病気の総称。便秘疝、風気疝、変移疝などの種類が存在する。馬は胃が小さく、また身体構造上嘔吐できず、腸管の長さから腸の位置が変わりやすい。

また腸管の構造上内容物が溜まりやすく、ただの腹痛ではなく命に関わることもある。

喘鳴症(ノド鳴り)

喉頭部を支配する神経が麻痺し、喉頭口が狭くなり、呼吸のたびに「ヒュウ、ヒュウ」、「ゼイゼイ」と音を発する状態。

処置をおこなわない場合、全力疾走の際に十分な呼吸が確保できず競走能力に影響をおよぼす。

ツキアゲ

蹄球部の挫傷による炎症。蹄球炎。

蹄叉腐爛

ていさふらん。蹄の底の下部にある「蹄叉(ていさ)」の凹部分に詰まった汚物の影響で角質が腐食して悪臭を放つ状態。腐食が進行すると痛みが生じて跛行が起こる。これを防ぐため、蹄を清潔に保つ必要がある。

蹄葉炎

ていようえん。さまざまな理由により、蹄の内部に発症する病気。対側の蹄に体重をかけられないほどの故障が発生し、これを庇って体重をかけつづけた場合や、感染症、血液異常によって発症することがある。

この症状の進行を止めることは難しく、重症の場合は予後不良となる場合も多い。

DDSP

軟口蓋背方変位(なんこうがいはいほうへんい)。走行中に軟口蓋が喉頭蓋の上部に変位し、ごろごろと喉が鳴る病気。

馬伝染性貧血(伝貧)

馬特有の伝染病。感染した馬は発熱を繰り返し、徐々に馬体が痩せ細り、貧血が進行して死に至る。

馬産業に甚大な損害をもたらす「家畜伝染病(法定伝染病)」に指定されており、原則として感染馬は殺処分の対象となる。

ナイラ

腺疫と呼ばれる伝染病。若駒がかかりやすく、ほとんどすべての馬がかかるといってもよい病気。主な症状はリンパ腺の化膿。

「馬の風邪」と言われる病気で、抗生物質の投与なので治療されるため軽く済むことが多い。

夏負け

馬は暑さに弱い動物であるため、気温の上がる夏に起こる一種の病気。顔面・眼の周囲・鼻梁の毛がはげて汗が出なくなり、激しい運動ができなくなる。

跛行

なんらかの要因により、歩様に異常をきたしている状態。

鼻出血

馬の鼻血。外傷性のものと内因性のものに分けられる。外傷性の鼻出血は短期間で治り再発しないが、内因性のものは気道や肺胞粘膜の血管が傷つくことによって起こるため習慣性となるものもある。

競走馬は口呼吸ができず、鼻から外気を取り入れるため、レース中に鼻出血を発症した競走馬は能力を充分に発揮できないまま失速する原因となる場合もある。

フレグモーネ

皮下組織に見られる急性の化膿性疾患。切り傷や擦り傷から病原菌が侵入し、それがもとで発症する。

むこうずね(ソエ)

ソエとも呼ばれる、管骨全面の骨膜炎または総指伸腱の炎症。主に前脚に発生するもので、骨が完全に固まっていない若駒が急激な運動などによって発症することが多い。

焼烙療法

主にむこうずね(ソエ)の治療のため、焼きごてを用いて皮膚の表面を熱で焼く方法。あえて患部に急性炎症を引き起こすことで、その治癒過程で患部の炎症の治療を促進するために行われていた。

2022年のルール改正によって、現在ではこの治療法は禁止されている。

ヤマキズ

牧場での育成時に負った傷のこと。競走馬となってから傷痕が残っている場合、こう呼ばれる。

裂蹄

蹄の異常のひとつ。蹄の一部が割れて亀裂が入った状態。縦に割れる縦裂蹄、横に割れる横裂蹄に区別される。

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