当記事では、2025年東京ダービー(6月11日(水)20:05発走・3歳・Jpn1・大井競馬場・16頭)に出走する注目馬3頭を一覧形式で紹介する。
3歳ダート三冠路線の初戦・羽田盃を5馬身差で圧勝した世代筆頭格。羽田盃の勝利もさることながら、デビュー時点からすでにファンからの注目を集めていた。札幌ダート1700mの新馬戦を道中4番手から楽な手応えで進み、2着ベルベルコンパスに6馬身差、3着以下に大差をつける圧勝。勝ち時計1分45秒7という好時計だった。
新馬戦直後は放牧に出され、プラタナス賞へ出走する予定だったもののフレグモーネにより出走取消。仕切り直しとなったカトレアステークスで後述するクレーキングの追撃を封じて完勝するも、全日本2歳優駿ではスタートで後手を踏み、道中で折り合いを欠いたことで前を捉えきれず初黒星の4着となった。
その後、前哨戦の京浜盃を6馬身差で圧勝。羽田盃での圧勝劇につながる。
父はキズナ、母レディマドンナ。ストームキャット3×4のインブリードを持つ。グランド牧場の生産馬で、オーナーは吉岡寛行氏。新生ダート三冠における初めての二冠を狙う。
クレーキングは父ナダル、母クインアマランサス、母の父キングカメハメハという血統。二代母は2010年のヴィクトリアマイルでブエナビスタの2着だったヒカルアマランサスで、近親にはカレンミロティックやホウオウアマゾンなどがいる。
6月のデビュー戦を快勝し、ヤマボウシ賞3着の後、挑んだカトレアステークスでナチュラルライズの2着。その後、3歳初戦の1勝クラスで衝撃の8馬身差圧勝を見せ、「今後の選択肢を広げるため」としてアメリカ三冠競走にも予備登録されていた。前哨戦のユニコーンステークスではプラス12kgで出走。ゲートで後手を踏んで大外から勢いよく伸びるもカナルビーグルを捉えきれず2着となっている。
「クレーキング」は、世界的に有名なテニスプレイヤーで知られるラファエル・ナダルの異名。ナダルは土(粘土)でできたコートで鬼のような強さを誇っていたことからこう呼ばれている。東京ダービーで巻き返しを果たし、同世代の「ダートの王」になれるのか、要注目である。
大注目の若手ジョッキー・吉村誠之助騎手とのコンビで世代一を狙うカナルビーグル。ここまでの成績は5戦3勝で、重賞初制覇となったユニコーンステークスではメイショウズイウン・クレーキングの背後から鞍上の手綱に応えてインコースへ切り込み、後続を振り切って勝利を飾った。優秀な機動力を備えている。
父はリアルスティール。母はアルゼンチンでG1・2勝を含む無傷4連勝を達成し、その後アメリカに移籍してさらに勝利を重ねた南米の名馬ソプラドウインク。
所属していた音無秀孝厩舎の定年解散に伴い、3月5日付で佐藤悠太厩舎に転厩。同厩舎に初勝利および重賞初制覇をもたらしたのが、このカナルビーグルと吉村誠之助騎手のコンビである。勢いのままに世代一へ駆け上るか、要注目である。
2025年東京ダービーの出走馬・枠順は下記リンクを参照。
東京ダービーとは、特別区競馬組合が施行する競馬の競走。格付けはJpn1。大井競馬場のダート2000mで施行される。
羽田盃・ジャパンダートクラシックと並び、3歳ダート三冠競走の第二戦に位置付けられている。
東京大賞典(G1)とともに、大井競馬場における重賞競走としてはもっとも長い歴史を持つ一戦。創設は1955年。当初は「春の鞍」として開催された。1967年より現行の名称となっている。
2023年までは南関東グレードの「S1」に格付けされていた。これまで地方競馬における強豪馬が当レースを制しており、アジュディミツオー・オリオンザサンクス・トーシンブリザード・シーチャリオット・クラーベセクレタ・ヒガシウィルウィンなどが歴代優勝馬に名を連ねる。
2023年にはミックファイアがアジュディミツオー以来となる無敗での東京ダービー制覇を成し遂げた。
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