コックスプレート(G1)の歴代優勝馬一覧・レース概要 芝2040mで行われるオーストラリアの中距離最強馬決定戦

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当記事では、オーストラリアムーニーバレー競馬場で開催されるコックスプレート(G1・芝2040年)の歴代優勝馬・レース概要を記載する。

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コックスプレート4連覇を飾った歴史的名牝ウィンクス(提供:Racing Photos TM)
コックスプレート4連覇を飾った歴史的名牝ウィンクス(提供:Racing Photos TM)
  1. コックスプレートとは
  2. コックスプレート歴代優勝馬
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コックスプレートとは

 コックスプレートとは、オーストラリアムーニーバレー競馬場で開催される競馬の競走である。格付けは国際G1。オセアニアにおける中距離路線の最強馬決定戦のひとつとして数えられる格式高い一戦。

 フルゲートは14頭。賞金総額は505万オーストラリアドル(約5億円)にのぼる高額賞金レースであり、1着賞金は300万オーストラリアドル(約3億円)が与えられる。なお、オーストラリアは南半球に属しており、競馬のシーズンが8月から始まるため、日本に置き換えると3月下旬ごろの開催にあたる。

 オーストラリアにおける中距離最強決定戦のステータスを獲得しているが、3歳馬も出走資格を有している。ただし馬齢重量戦であるために、3歳の牡馬・セン馬は斤量49.5kgであることに対して、5歳以上の牡馬は59.0kgmの斤量が課せられる。3歳の牝馬は47.5kgで出走が可能であるため、同一レース内で11.5kgの斤量差が発生する場合もある。

 ムーニーバレー・レーシングクラブ創設者のウィリアム・サミュエル・コックスの功績をたたえて1922年に創設された。たびたび施行距離が変更されており、創設当初は9.5ハロンで行われていた。現在の2040mに定着したのは1988年である。なお、創設以来一度も中止されずに施行されており、1946年には2レースに分割開催された。

 スターホースによる連覇の事例が数多く、ウィンクスが4連覇を達成しているほか、ライジングファスト、キングストンタウンが3連覇。豪州の歴史的名馬ファーラップなども連覇を達成している。

 100年以上の歴史を持つレースだが、3歳牝馬の優勝は1976年のサラウンドのみ。北半球産の3歳馬による制覇は2014年のアデレードのみ。オーストラリア・ニュージーランド以外の遠征馬による優勝は、日本のリスグラシュー、香港のロマンチックウォリアー、アイルランドステートオブレストアデレードの4頭となっている(2024年現在)。

 2019年にはリスグラシューが日本馬として初優勝を飾った。これまで出走した日本馬はトーセンダンディクルーガーリスグラシュープログノーシスの4頭である。

コックスプレート歴代優勝馬

開催年 優勝馬 馬齢 騎手 斤量
2024年 ヴィアシスティーナ 牝6 J.マクドナルド 57.0kg
2023年 ロマンチックウォリアー セ5 J.マクドナルド 59.0kg
2022年 アナモー 牡4 J.マクドナルド 57.5kg
2021年 ステートオブレスト 牡3 J.アレン 56.5kg
2020年 サードラゴネット 牡4 G.ボス 59.0kg
2019年 リスグラシュー 牝5 D.レーン 57.0kg
2018年 ウィンクス 牝7 H.ボウマン 57.0kg
2017年 ウィンクス 牝6 H.ボウマン 57.0kg
2016年 ウィンクス 牝5 H.ボウマン 57.0kg
2015年 ウィンクス 牝4 H.ボウマン 55.5kg
2014年 アデレード 牡3 R.ムーア 56.0kg
2013年 シェイマスアワード 牡3 C.スコフィールド 48.5kg
2012年 オーシャンパーク 牡4 G.ボス 57.5kg
2011年 ピンカーピンカー 牝4 C.ウィリアムズ 55.5kg
2010年 ソーユーシンク 牡4 S.アーノルド 57.5kg
2009年 ソーユーシンク 牡3 G.ボス 49.5kg
2008年 モルディヴィアン セ6 M.ロッド 59.0kg
2007年 エルセグンド セ6 L.ノレン 59.0kg
2006年 フィールズオブオマー セ9 C.ウィリアムズ 58.0kg
2005年 マカイビーディーヴァ 牝6 G.ボス 55.5kg
2004年 サヴァビール 牡3 C.マンス 48.5kg
2003年 フィールズオブオマー セ6 S.キング 58.0kg
2002年 ノーザリー セ6 P.ペイン 58.0kg
2001年 ノーザリー セ5 D.オリヴァー 58.0kg
2000年 サンライン 牝5 G.チャイルズ 55.5kg
1999年 サンライン 牝4 G.チャイルズ 54.0kg
1998年 マイトアンドパワー セ5 J.キャシディ 58.0kg
1997年 デインリッパー 牝4 D.オリヴァー 54.5kg
1996年 セイントリー セ4 D.ビードマン 57.0kg
1995年 オクタゴナル 牡3 S.ダイ 48.5kg
1994年 ソルヴィット セ6 D.ウォルシュ 59.0kg
1993年 ザファントムチャンス セ4 R.ヴァンス 57.0kg
1992年 スーパーインポーズ セ8 G.ホール 59.0kg
1991年 サーファーズパラダイス 牡4 L.オサリバン 57.0kg
1990年 ベタールースンアップ セ5 M.A.クラーク 57.0kg
1989年 アルマーラド 牡7 M.A.クラーク 59.0kg
1988年 アワーポエティックプリンス 牡4 N.ハリス 57.0kg
1987年 ルビトン 牡4 H.ホワイト 57.0kg
1986年 ボーンクラッシャー セ4 G.スチュワート 57.0kg
1985年 ライジングプリンス セ5 K.ラングビー 59.0kg
1984年 レッドアンカー 牡3 M.ディットマン 48.5kg
1983年 ストロベリーロード 牡4 M.ディットマン 57.0kg
1982年 キングストンタウン セ6 P.クック 59.0kg
1981年 キングストンタウン セ5 R.クィントン 59.0kg
1980年 キングストンタウン セ4 M.ジョンストン 57.0kg

 1980年以降の歴代優勝馬を一覧形式で記載している。

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