【きょうだいG1馬一覧】兄弟・姉妹でG1を制した競走馬の一覧・父・主な勝利レース・最新情報

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 当記事では、日本において1984年のグレード制導入後に兄弟・姉妹でG1を制覇した競走馬の組み合わせを一覧形式で記載する。なお、サラブレッドの兄弟・姉妹は人間の定義とは異なり、「同じ母親から生まれた馬」を指す。

ジャパンカップ制覇時のシュヴァルグラン(撮影:下野雄規)
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  1. 母:オリエンタルアート
  2. 母:パシフィカス
  3. 母:キャットクイル
  4. 母:ダンシングキイ
  5. 母:クリソプレーズ
  6. 母:ハルーワスウィート
  7. 母:エアグルーヴ
  8. 母:シーザリオ
  9. 母:ベガ
  10. 母:ビワハイジ
  11. 母:ブチコ
  12. 母:バレークイーン
  13. 母:プリンセスオリビア
  14. 母:アグネスフローラ
  15. 母:ラヴズオンリーミー
  16. 母:シルバーレーン
  17. 母:サマーナイトシティ
  18. 母:スカーレットブーケ
  19. 母:トキオリアリティー
  20. 母:アドマイヤサンデー
  21. 母:グリーンシャトー
  22. 母:クロノロジスト
  23. 母:サクラクレアー
  24. 母:サクラセダン
  25. 母:チヨダマサコ
  26. 母:ホワイトウォーターアフェア
  27. 母:マジックストーム
  28. 母:メジロオーロラ
  29. 母:レールデュタン
  30. 母:ホワイトナルビー
  31. 母:ドバイマジェスティ
  32. 母:Mysteries
  33. 母:メイショウオウヒ
  34. グレード制導入以前
  35. 関連情報
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母:オリエンタルアート

馬名勝利したG1
ドリームジャーニーステイゴールド2006年朝日杯フューチュリティステークス
2009年宝塚記念
2009年有馬記念
オルフェーヴルステイゴールド2011年皐月賞
2011年日本ダービー
2011年菊花賞
2011年有馬記念
2012年宝塚記念
2013年有馬記念

 ドリームジャーニーオルフェーヴルはともに父ステイゴールドの「全兄弟」となる。

母:パシフィカス

 ビワハヤヒデは父シャルードの持ち込み馬。ナリタブライアンとは「半兄弟」となる。ビワハヤヒデ年度代表馬となった1993年の2歳王者(旧3歳)がナリタブライアンであり、ファンから「兄弟対決」を期待されるも、ビワハヤヒデの故障による引退で実現はならなかった。

 なお、後述するキャットクイルパシフィカスは姉妹であり、ビワハヤヒデナリタブライアン兄弟とファレノプシスキズナ姉弟は「従兄弟」の関係にあたる。

母:キャットクイル

 キャットクイルは先述したパシフィカスの妹であり、ファレノプシスキズナ姉弟はビワハヤヒデナリタブライアン兄弟と「従兄弟」の関係にあたる。

 ファレノプシスは1995年生まれ、キズナは2010年生まれであり、15歳の差がある。

母:ダンシングキイ

 なお、上述した3きょうだいの兄には名ステイヤーとして名を馳せた90年代の名馬エアダブリンがいる。またダンシングキイの妹には繁殖牝馬キーフライヤーがおり、こちらの牝系からは2005年の天皇賞(春)を制したスズカマンボがいる。

母:ハルーワスウィート

 母ハルーワスウィートは先天的に尾骨を持たず、尻尾がないことで知られる。ヴィルシーナヴィブロスはともに父ディープインパクトの全姉妹。シュヴァルグランハーツクライ産駒である。ヴィルシーナシュヴァルグランヴィブロスはいずれも元プロ野球選手・佐々木主浩オーナーの所有馬として知られている。

母:クリソプレーズ

馬名勝利したG1
クリソライトゴールドアリュール2013年ジャパンダートダービー(Jpn1)
マリアライトディープインパクト2015年エリザベス女王杯
2016年宝塚記念
クリソベリルゴールドアリュール2019年ジャパンダートダービー
2019年チャンピオンズカップ
2020年帝王賞
2020年JBCクラシック

母:エアグルーヴ

 ルーラーシップの1歳上の兄には2009年の菊花賞で2着に入線するなど長距離重賞で活躍したフォゲッタブルがいる。アドマイヤグルーヴの仔には2015年のクラシック二冠馬ドゥラメンテがいる。

 エアグルーヴの牝系は2023年でも活躍馬を多数輩出しており、ジュンライトボルトローシャムパークグルーヴィットデシエルトアンドヴァラナウトポルトドートウィユレッドモンレーヴランフォザローゼスなどもこの一族出身である。

母:シーザリオ

母:ベガ

馬名勝利したG1
アドマイヤベガサンデーサイレンス1999年日本ダービー
アドマイヤドンティンバーカントリー2001年朝日杯フューチュリティステークス
2002年JBCクラシック
2003年マイルCS南部杯
2003年JBCクラシック
2004年フェブラリーステークス
2004年帝王賞
2004年JBCクラシック

 競走馬登録されたベガの仔は5頭だけだが、このうち2頭がG1馬。アドマイヤボス・キャプテンベガも重賞戦線で活躍した。また2005年生のヒストリックスターは2014年の桜花賞ハープスターの母である。

母:ビワハイジ

 ビワハイジは1995年の阪神3歳牝馬ステークス覇者で、ブエナビスタが2008年の阪神ジュベナイルフィリーズを制したことで「母娘同一G1制覇」となった。その後ジョワドヴィーヴルが同レースを制したことで、2度目の母娘同一G1制覇および「姉妹同一G1制覇」を達成した。

 なお、Santa Lucianaから続く同牝系からはマンハッタンカフェが出ている。ビワハイジマンハッタンカフェは「従姉弟」の関係にあたる。

母:ブチコ

 ブチコソダシは白毛馬。ママコチャシラユキヒメから続く白毛の因子を遺伝しておらず鹿毛である。また同牝系にはハヤヤッコメイケイエールなどの活躍馬がいる。

母:バレークイーン

 フサイチコンコルドは1993年、Caerleon産駒の持ち込み馬。アンライバルドは2006年生まれである。また2001年の京成杯を制したボーンキングも両馬の兄弟である。

 バレークイーンの一族からは活躍馬が多数出ており、リンカーンヴィクトリー兄弟をはじめ、アンブロワーズアドミラブルアリストテレスコナブリュワーズエスポワールなど。近年ではアールドヴィーヴルコナコーストも同牝系の出身である。

母:プリンセスオリビア

 トーセンラースピルバーグはともに父ディープインパクトの「全兄弟」にあたる。まったく同じ血統構成を持つが、トーセンラーは右回りコース、スピルバーグは左回りコースを得意とした。

母:アグネスフローラ

 アグネスフライトアグネスタキオンはともに父サンデーサイレンスの「全兄弟」にあたる。祖母アグネスレディー母アグネスフローラに続いて、アグネスフライト日本ダービーを制したことで、日本競馬史上初となる「親仔三代クラシック制覇」を達成した。

母:ラヴズオンリーミー

 ラヴズオンリーミーの祖母は1980年代の欧州における最強マイラーと名高いミエスクであり、日本で父系を伸ばすキングマンボはミエスクの仔である。また、上記兄妹の姉・ラッドルチェンドクイーンステークス連覇を含む重賞3勝を挙げたテルツェットの母である。

母:シルバーレーン

 シルバーレーンの牝系からは2023年現在も活躍馬が出ており、マルターズホークシベリアンホーク兄弟やロジチャリスグッドスカイグレイルの3きょうだい、ステイフーリッシュなどが同牝系にあたる。

母:サマーナイトシティ

母:スカーレットブーケ

 スカーレットインクを祖とする「スカーレット一族」からは活躍馬が多数出ており、ダイワメジャーダイワスカーレット兄妹のほか、G1およびJpn1で9勝を挙げたダート王ヴァーミリアンも同牝系から出ている。ヴァーミリアンの兄サカラート、弟のキングスエンブレムソリタリーキングもダート戦線で活躍した。

母:トキオリアリティー

 両馬の兄には2007年のオーシャンステークスを制したアイルラヴァゲインがいる。また2019年の安田記念マイルチャンピオンシップを制したインディチャンプと、2020年のシルクロードステークス覇者アウィルアウェイは甥・姪にあたる。

母:アドマイヤサンデー

 トールポピーアヴェンチュラともに父ジャングルポケットの「全姉妹」にあたる。また2頭の全兄には重賞3勝を挙げたフサイチホウオーがいる。また、2022年のジャパンカップを制したヴェラアズールは甥にあたる。

母:グリーンシャトー

母:クロノロジスト

母:サクラクレアー

母:サクラセダン

馬名勝利したG1
サクラチヨノオーマルゼンスキー1987年朝日杯3歳ステークス
1988年日本ダービー
サクラホクトオートウショウボーイ1988年朝日杯3歳ステークス

母:チヨダマサコ

 アストラルを牝祖とするチヨダマサコの牝系は活躍馬をコンスタントに送り出している日本国内の在来血統で、タレンティドガールの一族からは2012年のヴィクトリアマイル覇者ホエールキャプチャ、その全弟にあたる2019年京都金杯覇者パクスアメリカーナなどが出ている。

母:ホワイトウォーターアフェア

母:マジックストーム

 ラキシスサトノアラジンはともに父ディープインパクトの「全姉弟」となる。

母:メジロオーロラ

母:レールデュタン

母:ホワイトナルビー

 オグリキャップは父ダンシングキャップオグリローマンは父ブレイヴェストローマンの「半兄妹」である。両馬とも笠松競馬場でデビューを迎え、その後中央競馬に移籍しG1を制した。オグリローマン桜花賞制覇は史上6頭目となる地方出身馬のクラシック優勝であり、また桜花賞を地方出身馬が制するのは史上初の快挙だった。

母:ドバイマジェスティ

 アルアインシャフリヤールはともに父ディープインパクトの全兄弟。母ドバイマジェスティはアメリカの競走馬で、2010年のブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント(G1)などを勝利した。

 ドバイマジェスティは2010年にファシグティプトンセールでノーザンファームが落札し、日本で繁殖入りした。アルアインは3番仔、シャフリヤールは6番仔にあたる。また2頭の全姉にあたるジュベルアリは未出走のまま繁殖入りし、2023年カシオペアステークスを勝利したアルナシームを出している。

母:Mysteries

馬名勝利したG1
ヒシアケボノWoodman1995年スプリンターズステークス
アグネスワールドDanzig1999年アベイ・ド・ロンシャン賞
2000年ジュライカップ

 アグネスワールドは日本調教馬として初めてイギリスの重賞を制した。甥には2003年のクイーンアンステークスを制したDubai Destinationがいる。

母:メイショウオウヒ

馬名勝利したG1
メイショウハリオパイロ2022年帝王賞
2023年帝王賞
2023年かしわ記念
テーオーロイヤルリオンディーズ2024年天皇賞(春)

 メイショウハリオは父パイロテーオーロイヤルは父リオンディーズの半兄弟。兄のメイショウハリオはデビューから一貫してダートを走り、史上初の帝王賞(Jpn1)連覇を含むG1級競走3勝をあげている。

 テーオーロイヤルは2000m以上の芝レースで頭角をあらわし、条件戦からの4連勝で2022年のダイヤモンドステークス(G3)を勝利。2023年に右後肢の寛骨骨折により戦線離脱を余儀なくされるも、復帰3戦目となった2024年ダイヤモンドステークスで隔年勝利を飾ると、そこから連勝で天皇賞(春)を制覇。鞍上の菱田裕二騎手とともに人馬初G1制覇を飾った。

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グレード制導入以前

 またグレード制導入以前では、母モンテオーカン(モンテプリンスモンテファスト)や、母アストラル(カブトヤマ・ガヴアナー)、母バウアーヌソル(キタノオーキタノヒカリキタノオーザ)、イサベリーン(ヒカルメイジコマツヒカリ)、母シラオキ(コダマシンツバメ)などの例がある。

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