当記事では、一年を締めくくるグランプリレース・有馬記念(G1)の名場面を、写真とともに一覧形式で記載する。
無敗で皐月賞・日本ダービーを制し、父シンボリルドルフに次ぐ無敗のクラシック三冠が期待されつつも故障により順風満帆な競走生活とはいかなかったトウカイテイオー。1年ぶりに迎えた復帰戦の舞台が有馬記念だった。レースでは同年の菊花賞馬ビワハヤヒデを差し切り、ダービー馬の意地を見せて「奇跡の復活」を見せた。
現役時代は圧巻のパフォーマンスでファンを魅了し、「日本近代競馬の結晶」と評された名馬ディープインパクト。ファン投票1位で有馬記念に臨み、本番では単勝支持率70%にものぼる圧倒的な人気に応えてラストランを圧勝した。そのレースは「走る」を超えて「飛ぶ」とも形容されている。
強烈な末脚を武器に2歳女王の座を獲得し、その後牝馬二冠を達成。古馬牡馬とも渡り合い、数々のG1タイトルを獲得し、日本競馬を彩った名牝ブエナビスタ。2011年の有馬記念をもってターフに別れを告げた彼女が引退式で見せた涙は今でも語り草となっている。
数々の名レースを生んだ芦毛の不沈艦・ゴールドシップ。クラシック二冠、宝塚記念の連覇、有馬記念での後方一気の差し切りなど、数々の熱狂を生み、2014年の有馬記念でラストランを迎えた。レースでは元主戦の内田博幸騎手が騎乗し、持ち前のロングスパートを披露。中山最終レース後に行われた引退式で、ファンに別れを告げた。
3歳時の天皇賞(秋)と有馬記念を制覇し、古馬となった2003年時点で年内の引退が決まっていたシンボリクリスエス。ファン投票1位を獲得し連覇を狙った有馬記念で、後続に9馬身差をつける圧勝でターフに別れを告げた。これは有馬記念における史上最大着差である。奇しくも前走のジャパンカップはタップダンスシチーに9馬身差で逃げ切られており、伝説の「9馬身返し」となった。
史上7頭目のクラシック三冠達成、凱旋門賞2年連続2着など数々の優秀な競走成績を残した一方、尾花栗毛の派手な馬体と個性的な気性で競馬ファンの人気を博した「金色の暴君」オルフェーヴル。ラストランとなった有馬記念では、直線で後続を8馬身差突き放す圧勝で現役生活に幕を引いた。主戦騎手を務めた池添謙一騎手が勝利騎手インタビューに答える際の「オルフェーヴルという、人を魅了する力強い馬がいたことを語り継いでほしい」というスピーチも話題となった。
圧巻のレコードを計時しての天皇賞(春)連覇、不良馬場のインコースを切り裂いての天皇賞(秋)制覇など、数々の名レースを魅せたキタサンブラック。ラストランとなった有馬記念では、内枠から好スタートを切って逃げる形に。そのまま後続を振り切って、史上5頭目となる逃げ切りでの有馬記念制覇を飾った。開催終了後、1万8000人の観客に見送られ、ターフを去った。
2019年の宝塚記念を制し、続いてオーストラリアの中距離最強決定戦コックスプレートを制覇した名牝リスグラシュー。引退レースに選ばれたのは有馬記念だった。三冠牝馬アーモンドアイなどG1馬が11頭出走し、豪華メンバーが集結した同レースで、リスグラシューは5馬身差の圧勝劇を見せた。宝塚記念&有馬記念の同一年グランプリ制覇は牝馬として史上初の快挙。矢作調教師は「史上稀に見る名牝です」と、その蹄跡に賛辞を贈った。
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