当記事では、2023年7月12日に大井競馬場で開催されるジャパンダートダービー(Jpn1)の注目馬を一覧形式で記載する。
下記ランキングは、落札価格が1億円(税別)を超えた上場馬を表記している。
父シニスターミニスター、母マリアージュ、母の父ブライアンズタイム。大井・渡辺和雄厩舎の所属馬。
今年5月の羽田盃は5カ月の休み明けに加え、重賞初挑戦とあって4番人気に甘んじたが、レースレコードかつ6馬身差の圧勝。一晩で世代の勢力図を塗り替え、三冠候補に躍り出た。続く東京ダービーでも2番手から上がり最速の末脚でまとめ、再び6馬身差の完勝。南関東同士では明らかにモノが違う内容で、JRA勢が相手でも楽しみが大きい。22年ぶり史上2頭目の無敗三冠が期待される。
父ロゴタイプ、母シダクティヴリー、母の父サンダーガルチ。美浦・牧光二厩舎の所属馬。
キャリア5戦で崩れたのは一度のみ。昨年11月のオキザリス賞は11着に敗れたが、1400m戦で追走に苦労したことや、向正面での不利も大きかったため参考外と見ていいだろう。今年1月の黒竹賞で直ぐに巻き返し、続く伏竜Sは2馬身半差の快勝。前走の兵庫CSでは初の地方馬場も苦にせず、楽々6馬身差を付けた。鍵はコース替わりだが、逃げて完全燃焼するのみ。
父ジャスティファイ、母ジペッサ、母の父シティージップ。栗東・須貝尚介厩舎の所属馬。
昨年8月のデビュー戦はペリエール(今年のユニコーンS覇者)に敗れたが、続く未勝利戦を8馬身差、条件戦を3馬身差でそれぞれ圧勝。前回の青竜Sは休み明け、距離短縮、初のワンターンなど未経験な点も多かったが、直線は上がり最速の末脚を繰り出し2馬身半差で圧勝した。父Justifyは18年の米三冠馬で、母ジペッサも米G1覇者。セレクト2億超の素質馬が大舞台で花開くか。
父ヴィットリオドーロ、母マツリバヤシ、母の父スマートボーイ。美浦・伊藤圭三厩舎の所属馬。
母マツリバヤシはホッカイドウ競馬、南関東で活躍。大井の重賞にも何度か出走しており、当地にゆかりの血統だ。本馬は昨年6月にデビュー。同年の兵庫ジュニアGPを制したほか、函館2歳S3着、全日本2歳優駿2着と芝ダート双方で活躍した。今年の春先は調子を落としたが、前走のユニコーンSで復調の気配。2戦2勝と最も得意な“右回りダート”で完全復活を誓う。
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