盛岡競馬場は地方競馬場の中で唯一芝コースが設けられている競馬場。芝レースは中央重賞のステップレースが開催され、ダートレースでは秋のダートマイル王を決めるマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)が開催され、2022年にはJBCが開催される。ここではJBCクラシック、JBCスプリント、JBCレディスクラシックが行われる盛岡競馬場3コースの解説と過去データから導き出したコース傾向などをまとめました。
盛岡競馬場は一周1600mのコースを持ち、幅員25m、直線の長さは約300mある。同じ左回りの新潟競馬場は一周1472m、幅員20m、直線353.9mということを考えれば、地方競馬のみならず国内のダートコースでは屈指の広さを誇るコースであることがお分かり頂けると思う。また、平坦コースが多い地方競馬では珍しく非常にアップダウンの激しいコースとなっており、向こう正面から3コーナーにかけては緩やかな上り坂、3コーナーから4コーナーにかけては約3mの下り坂、直線は約1mの上り坂と、高低差は最大4.4mに達する。
直線に坂が設けられているとはいえ、直線で様相一変のレースは少なく先行有利。2020年の南部杯では1:32.7の日本レコードが記録されたように、軽めの砂で行われることが多いためだと思われる。盛岡競馬場で過去10年間に行われた重賞レース約150レースを元にデータを抽出すると、勝った馬のおよそ60%が4コーナーを1番手で通過しており、3番手以内だった馬が80%以上を占めていた。
今年、盛岡競馬場のダートコースで行われた20重賞のうち4角1番手だった馬が9頭。4角3番手以内だった馬が18頭で今年も傾向は変わっていない。JRA所属馬が参戦するダートグレード競走でも同様で、クラスターCは直線まで雁行状態で進んだオーロラテソーロとジャスティンが1、3着。南部杯も逃げたヘリオスがゴール寸前まで粘り通し、カフェファラオが4コーナー2番手から末脚を伸ばしてハナ差交わしたところがゴールだった。
マーキュリーCこそ4コーナー3番手のバーデンヴァイラーが直線で鋭く伸びて勝利したものの、2着は3~4コーナーで捲って先頭に立ったテリオスベルが粘りこんでいる。先行力か、コーナーでも動ける自在性が盛岡コース攻略への糸口になりそうだ。
盛岡のダートでは最長。スタート地点は4コーナー奥のポケットで、一周1600mのコースを左回りに一周強する。1コーナーまでは約500mあり、3コーナーまで上り坂が続く。3コーナーから4コーナーにかけて高低差約4mの急な下り坂で、約300mの最後の直線では高低差約1.5mmの上り坂が待ち受ける。スタミナが必須。
マーキュリーCが行われる距離で、騎手が距離や急坂を意識するためハイペースにはなりにくい。アップダウンの激しい盛岡コースを一杯に使うコースのため、先行力とスタミナが問われる。
2コーナー奥のポケット出口からスタートし、左回りにコースを半周する。向こう正面は約500mの上り坂。コーナーは緩やかで、直線入り口にかけて高低差約4mの急勾配を下る。最後の直線は約300mで、約1.5mの上り坂が待ち受ける。起伏に富んだコースでスピードだけでなくスタミナも要求される。
スタート地点はホームストレッチやや左にあり、一周1600mのコースを左回りに一周強する。1コーナーまでは約300mあり、3コーナーまで上り坂が続く。3コーナーから4コーナーにかけて高低差約4mの急な下り坂で、約300mの最後の直線では高低差約1.5mmの上り坂が待ち受ける起伏に富んだタフなコース。
盛岡競馬場で行われるJBC3競走のうち、ダートグレード競走が原則行われていない距離。前回行われた2014年のJBCレディスクラシックではハイペースとなったが、坂下からのスタートになるため基本的にハイペースにはなりにくく前有利だ。
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