当記事では、2025年日本ダービー(6月1日(日)15:40発走・3歳牡牝・G1・東京競馬場・芝2400m)に出走する注目馬5頭を一覧形式で紹介する。
Cコースで行われた皐月賞で1分57秒0のレコードタイムを出し、クラシック一冠目を手にした快速馬。父はリオンディーズ、母ミュージアムヒル、母の父ハーツクライという血統。朝日杯フューチュリティステークスで2着、弥生賞では1番人気ながら4着となっており、本番で逆襲を果たした。
弥生賞を1番人気で敗退し、本番の皐月賞で巻き返し勝利を飾った例は1966年ニホンピロエース、1996年イシノサンデーに続く3頭目で、実に29年ぶりの出来事。わずか5戦で現役を退いた父リオンディーズに初のクラシック制覇をプレゼントした。
5代母ロイコン、4代母ハッピートレイルズという血統で、同じ一族からは快速マイラー・シンコウラブリイをはじめ、タイキマーシャル、ハッピーパス、キングストレイル、コディーノ、チェッキーノ、ムイトオブリガード、タイセイトレイルなどが出ており、東京における実績は充分。
皐月賞では「雷神」J.モレイラ騎手とのコンビで出走したが、日本ダービーは豪州の名手D.レーン騎手とコンビを組む。
無敗の3連勝でホープフルステークスを完勝し、同世代の2歳王者に輝いた世代筆頭格。皐月賞では単勝1.5倍の1番人気に支持されるも、最終直線でミュージアムマイルの末脚に屈して2着。初の黒星を喫した。
デビュー戦を勝利した際、芝1800mの勝ち時計1分46秒7が2歳6月の新馬戦最速タイムだったことで注目を集め、高い評判を集めて挑んだ東京スポーツ杯2歳ステークスではサトノシャイニング・レッドキングリー・ファイアンクランツなど素質馬を相手に馬体重プラス24kgの仕上がりで完勝。またホープフルステークス優勝馬が悉く重賞で好成績を残している点も評価を高める要因となっている。
父キタサンブラック、母ライジングクロス、母の父Cape Crossという血統で、半姉アースライズは牝馬三冠を皆勤している。母は小柄な生粋のステイヤーで、2006年の英オークスで2着となったほか、芝2900mの長距離レース・パークヒルステークスを勝利している。
デビューから一貫して北村友一騎手が手綱を執っており、日本ダービーでも引き続き同ジョッキーが騎乗を予定している。
新馬戦・アイビーステークスを連勝し、3歳初戦の共同通信杯で単勝1番人気の支持に応えて重賞制覇を果たした素質馬。早逝した父ドゥラメンテの最終世代にあたる。
二代母ビハインドザマスクは目の醒めるような追込の末脚を武器に短距離で活躍した名牝で、同一族にはヴィクトリアマイル覇者コイウタや脚元に課題を抱えながら重賞戦線で活躍したアグネスアーク、マスクトヒーローなどがいる。また半姉マスクトディーヴァはローズステークスなど重賞を2勝し、秋華賞でリバティアイランドの2着になるなど存在感を示した。
重賞初制覇となった共同通信杯では坂井瑠星騎手との初コンビだった。皐月賞では坂井瑠星騎手が所属厩舎のジュタに騎乗していた関係で乗り替わりとなったが、日本ダービーでは再コンビで臨むこととなる。
9月の新馬戦を勝利し、休養を挟んだのちに3歳初戦のジュニアカップを快勝。続く3月の毎日杯で重賞初制覇を飾り、無傷の3連勝で日本ダービーに臨む。父はサートゥルナーリア、母ファナティック、母の父ジャスタウェイという血統。
父サートゥルナーリアは2024年に産駒がデビューした新種牡馬であり、父に初重賞をプレゼントしたのがこのファンダムである。
毎日杯からの直行では2021年にシャフリヤールが無敗の皐月賞馬エフフォーリアを下して世代の頂点に輝いた事例がある。また毎日杯を経由しているという点では、2013年のキズナ、2008年のディープスカイなどが日本ダービー制覇を飾っているほか、2014年のマイネルフロスト、2006年のアドマイヤメインなどが好走しており、要注目である。
デビューから一貫して北村宏司騎手がパートナーを務めており、鞍上にとっても日本ダービー初制覇がかかる。
12月の未勝利戦で初勝利を挙げ、重賞初挑戦となったきさらぎ賞ではサトノシャイニングの4着に敗れたものの、続く京都新聞杯で稍重馬場のなかを好位2番手から突き抜けて完勝し重賞初制覇を飾った。父サートゥルナーリア、母オーロトラジェ、母の父オルフェーヴルという血統である。
ファンダムと同様、父サートゥルナーリアの初年度産駒であり、父に2つめの重賞をプレゼントしたのがこのショウヘイである。
二代母ミュージカルウェイはフランスで現役生活を送った競走馬。重賞出走までキャリアを積んだ遅咲きの中距離馬だった。繁殖牝馬として来日後は二冠牝馬ミッキークイーンを出し、また初仔インナーアージはエリザベス女王杯覇者ブレイディヴェーグの母となった。そのほか、近親にはエピファニーやトーセンマタコイヤ、エルバリオなどがいる。
京都新聞杯組は過去にキズナが日本ダービーを制しているほか、トーセンホマレボシが3着、サトノラーゼンが2着の事例がある。鞍上は川田将雅騎手が務める。
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日本ダービー(東京優駿)とは、JRAが施行する競馬の競走である。格付けは国際G1。『日本ダービー』という名前で競馬の祭典である。競馬ファンのみならず、多数の注目を集めるレースである。
創設は1932年。イギリスで行われているダービーステークス(英ダービー)を範として、4歳(現3歳)馬限定のレースとして目黒競馬場にて施行された。その世代の最強馬を決する競走である。
施行条件は東京競馬場の芝2400m。皐月賞に続く「中央競馬クラシック三冠」の二冠目として位置付けられている。
3歳の牡馬・牝馬が出走可能で、セン馬の出走は認められていない。最大出走可能頭数は18頭。2024年からは1着賞金が3億円となった。これはジャパンカップ・有馬記念に次いで日本国内で3番目に高い賞金である。
同レースを優勝することは、日本競馬のホースマンが憧れる最高の栄誉のひとつとして知られている。
2024年にはダノンデサイルが優勝。鞍上の横山典弘騎手は、2009年のロジユニヴァース、2014年のワンアンドオンリーに続く3度目の日本ダービー優勝で、武豊騎手が保持していた日本ダービーおよび中央G1の最年長勝利記録を更新(56歳3ヶ月)した。
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