当記事では2003年のクラシック二冠を達成し、父としても優秀な産駒を送り出した名馬ネオユニヴァースについて記載する。
ネオユニヴァースは日本の競走馬・種牡馬。2003年の皐月賞と日本ダービーを勝利しクラシック二冠制覇を達成、同年のJRA賞最優秀3歳牡馬に輝いた。
その後さらなる飛躍を目指したが、4歳春に右前脚の浅屈腱炎および球節亀裂骨折が判明し、同年の秋に惜しまれながら現役引退。現役時代の主戦は当時JRA短期免許で来日していたミルコ・デムーロ騎手が務めた。
クラシック第一戦・皐月賞では、上述のサクラプレジデント、サイレントディールに加えて前年の2歳王者エイシンチャンプや前年のラジオたんぱ杯2歳S覇者ザッツザプレンティなどが揃うなか単勝1番人気に支持され、サクラプレジデントとの激しい競り合いを制してG1ウィナーとなった。
続く日本ダービーではネオユニヴァースとサクラプレジデントの二強対決の様相を呈し、トライアルの青葉賞を完勝したゼンノロブロイが単勝3番人気で続いた。レースでは馬群後方に位置を取り、第3コーナーでインコースを通って先行集団に取り付くと、先に抜け出したゼンノロブロイを手応え充分に交わし去りダービー馬となった。皐月賞&日本ダービーの二冠制覇はサニーブライアン(1997年)以来、また外国人騎手がダービージョッキーとなるのは史上初の出来事だった。
現役引退後、社台スタリオンステーションで種牡馬となったネオユニヴァースは初年度から多数の繁殖頭数を集め、2008年にデビューした初年度産駒のなかに、皐月賞馬アンライバルド、日本ダービー馬ロジユニヴァースがいる。
その後も数々の名馬・強豪馬を輩出。なかでも2007年産のヴィクトワールピサは2010年の皐月賞と有馬記念を制覇し、翌2011年には日本馬として史上初となるドバイワールドカップ制覇の偉業を果たした。2011年産のネオリアリズムは2017年のクイーンエリザベス2世カップを制覇。またグレンツェントやゴールスキー、ウェスタールンドなど、芝だけでなくダートでも強豪馬を多数輩出している。
馬名 | 獲得賞金(日本国内) |
---|---|
ヴィクトワールピサ | 5億9595万4000円 |
ロジユニヴァース | 3億4332万3000円 |
アンライバルド | 2億3247万9000円 |
ネオリアリズム | 2億3355万9000円 |
サウンズオブアース | 4億6744万9000円 |
デスペラード | 3億2397万6000円 |
グレンツェント | 2億9761万8000円 |
ウェスタールンド | 2億7361万5000円 |
ゴールスキー | 2億5549万6000円 |
馬名 | 主な勝ち鞍 |
---|---|
サクラプレジデント | 2003年札幌記念(G2) |
ゼンノロブロイ | 2004年秋古馬三冠 |
ヒシミラクル | 2003年宝塚記念(G1) |
ザッツザプレンティ | 2003年菊花賞(G1) |
タップダンスシチー | 2003年ジャパンカップ(G1) |
サイレントディール | 2003年武蔵野ステークス(G3) |
エイシンチャンプ | 2002年朝日杯FS(G1) |
2021年3月8日、繋養先である北海道新ひだか町のレックススタッドにて、種付中の事故によりこの世を去った。
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