当記事では、2025年サセックスステークス(7月30日(水)23:05発走・G1・芝1600m)に出走する注目馬3頭を紹介する。
※YouTube「At The Races」より引用。フィールドオブゴールドが勝利した2025年セントジェームズパレスステークス(G1)のレース映像。
フィールドオブゴールド(Field Of Gold)はアイルランド生産・イギリス調教の3歳牡馬。名門ゴスデン厩舎に所属しているジュドモントファームきっての素質馬である。
英2000ギニーでめざましい末脚を見せてルーリングコートから半馬身差の2着となったことをきっかけに、それまでの主戦騎手を務めていたK.シューマーク騎手からC.キーン騎手へと乗り替わり、そこから愛2000ギニー、セントジェームズパレスステークスとG1を連勝している。
なかでもセントジェームズパレスステークスは先述した英2000ギニー優勝馬ルーリングコート、後述する仏2000ギニー優勝馬アンリマティスと2000ギニー優勝馬3頭が揃っており、激戦が予想されるなか、2着に追い込んだアンリマティスに3馬身半差をつける圧勝劇を披露し、「欧州3歳マイル王」の座を盤石なものにした。
今回は初めての古馬混合戦。またC.キーン騎手が騎乗停止中のため、W.ビュイック騎手への乗り替わりとなる。
※YouTube「At The Races」より引用。ロサリオンが勝利した2024年セントジェームズパレスステークス(G1)のレース映像。
ロサリオン(Rosallion)はアイルランド生産・イギリス調教の競走馬。現在のヨーロッパにおける最高峰のマイラーの1頭である。
2歳時にロンシャン競馬場で行われたジャンリュックラガルデール賞を勝利しG1制覇を果たしてシーズンを終えると、翌2024年の英2000ギニーに直行。ノータブルスピーチを捉えきれずに2着となった。
続く愛2000ギニーでは圧倒的な1番人気に支持され、リバータイバーやハーテムなどの強豪を相手に最終直線で目の醒めるような末脚を繰り出して優勝。
引き続き挑んだセントジェームズパレスステークスでは1番人気をノータブルスピーチに譲るも、最終直線で粘る超良血馬ヘンリーロングフェローをゴール直前で差し切り、愛2000ギニーの再現のようなかたちで優勝。ノータブルスピーチへのリベンジも果たした。
※YouTube「Equidia」より引用。アンリマティスが勝利した2025年プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)(G1)のレース映像。
アンリマティス(Henri Matisse)はアイルランドの競走馬。今年の仏2000ギニー優勝馬である。
父はWootton Bassett、母は現役時代にコロネーションステークスとジャックルマロワ賞を連勝し、その後日本遠征を敢行してマイルチャンピオンシップに出走したイモータルヴァースである。また、半姉にはG1を2勝したテネブリズムがいる。
2歳時の5月にデビューを迎え、3連勝でG1に駒を進めると、ナショナルステークス2着、ジャンリュックラガルデール賞5着を経てアメリカへ遠征。BCジュヴェナイルターフでG1初制覇を飾った。
3歳シーズン初戦の前哨戦を勝利すると、続く仏2000ギニーでは後のフランスダービー馬カミーユピサロなどを振り切り2回目のG1制覇を果たしている。
セントジェームズパレスステークスでは結果的にフィールドオブゴールドに3馬身半差突き放されたものの、終始後方からの競馬を余儀なくされており、直線ではめざましい末脚を見せ、フィールドオブゴールドの圧勝で大勢決したかと思われたところへ矢のように追い込んできた。大一番でのリベンジに注目である。
サセックスステークスとは、イギリスのグッドウッド競馬場で開催されるG1競走である。距離は1マイル(約1600m)でおこなわれる。レース名の由来となった「サセックス」は、グッドウッド競馬場の所在地。総賞金は1,000,000ポンドである。
1841年に創設された歴史ある一戦で、3歳の一流マイラーと、古馬のトップホースが激突する世界最高峰のマイル戦として知られている。
これまでフランケル、バーイード、キングマン、ロックオブジブラルタルなど、競馬史に名を残す最強マイラーたちが勝利している。
2012年にフランケルが史上初の連覇を達成した。
1971年には英国競馬の英雄・ブリガディアジェラードが制している。なお、当時出走枠が開放されていたのは4歳馬までであり、5歳以上の古馬に開放されたのは1975年以降となる。
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