回顧・展望、重賞データ、すぐに使える馬券術、netkeiba厳選のプロ予想家...など競馬予想に特化した様々な情報をTwitterにて発信中のウマい馬券Twitter。そこで出題されていた夏の重賞に関するクイズをまとめました。
ウマい馬券が誇るプロ予想家が考えたクイズは今年だけでなく、来年以降も覚えておいて損のない内容となっております。来年以降も是非ご活用ください。
Q. 過去10年の宝塚記念で最も多く3着以内に入った騎手は次のうち誰?
①武豊騎手
②川田騎手
③ルメール騎手
④デムーロ騎手
正解:②川田将雅騎手
過去10年で4度馬券に絡んでいる川田騎手が正解。阪神芝2200mは急坂を2度越える非常にタフなコースで、剛腕タイプの騎手が台頭しやすい特徴があります。現役屈指の腕っぷしの強さを持つ川田騎手は相性抜群です
Q. 過去5年のラジオNIKKEI賞で1着馬5頭すべてが、最終追い切りを含めた調教内容で必ず含まれていた追い切り馬場はどこでしょうか?
①ウッドチップコース(南W、CW)
②坂路コース
③ダートコース(南B、栗B)
④ポリトラックコース(南P、DP)
正解:②坂路コース
コーナー4つ、しかも直線の短い福島競馬場のコースにおいて、どうして坂路が重要になるか。
まず、この時季ならではの、雨によって馬場が重たくなり、パワーが必要になりやすい状況があります。もうひとつは意外に知られていない、福島競馬場のホームストレッチの坂。スタート直後、そしてゴール前にこれをこなす必要があるため、坂路が重要という調教適性になります。
プラスワンポイント
坂路が重要になるとはいっても、基本的には小回りのコーナー4つ。坂路オンリーの調教内容で過去5年のラジオNIKKEI賞を勝ったのは1頭しかいません。それが稍重馬場を逃げ切ったバビットですから、基本的にはトラック追い切りと坂路追い切りを併用することが理想的なコースともいえるでしょう。
Q.七夕賞過去3年で3着内に好走した9頭中8頭の父に共通する血統は次のうちどれでしょうか?
① 父サンデーサイレンス系
② 父ノーザンダンサー系
③ 父キングマンボ系
④ 父ロベルト系
正解:③父キングマンボ系
七夕賞が行われる福島芝2000mは小回りで直線が短いコースであるというのはもちろんの事、最初のコーナーまでの距離が長くハイペースになりやすい事から、上がりを要する決着になる事が非常に多いです。
これに対して、直線の長い東京芝2000mは道中はゆったり流れて如何に直線スピードを発揮するかという競馬になる事がほとんど。こういった『溜めての瞬発力勝負』に滅法強いのがディープインパクトを筆頭とした日本の主流系統であるサンデーサイレンス系。
それに対し前述した通り、七夕賞は道中から速いペースで走りそのスピードを如何に持続させる事ができるかという能力が問われます。その為、直線でのスピード勝負に強いディープインパクト産駒をはじめとしたサンデーサイレンス系ではなく、スピードを持続させる能力に長けたキングマンボ系が躍動するという構図になっています。
事実、22年、21年の七夕賞は1〜3着を父キングマンボ系が独占。20年は1人気に支持された"ディープインパクト産駒"のジナンボーが馬券外に敗れ、2,3着に6,7人気のキングマンボ系が突っ込んできました。
Q.次のうち、函館の芝(良馬場)に最も適性の高い馬体とはどんな馬体の馬でしょうか?
① 骨格が軽くしなやかで手先の軽い馬
② 骨太で筋肉量の多い馬
③ ツナギが立っていて硬さのあるダート馬のような馬
④ トモの筋肉量がありながらもしなやかで手先が重くない馬
正解:④ トモの筋肉量がありながらもしなやかで手先が重くない馬
函館の芝は「洋芝」で、「野芝」や「野芝と洋芝のオーバーシード」に比べるとパワーやスタミナといった要素が要求されます。ですので、まず1は除外されます。パワーに関しては文字通り筋力でカバーできるのですが、スタミナという要素はしなやかさや、ある程度の手先の軽さが求められます。ですので、2や3だとスタミナという要素で伸び切れないということがあります。4はトモのパワーがありながら、バテない強みがあるので、洋芝に負けずに最後まで伸び切ることができます。
先ほどの回答で4番が答えで、「トモの筋肉量がありながらもしなやかで手先が重くない馬」が函館競馬に合うということですが、「トモの筋肉量」については単純に見た目で分かりやすいと思います。「手先が重くない馬」についてもまずまず分かりやすいと思います。馬の脚を見て、骨太過ぎない馬ということです。周りの馬と比較するとわかりやすいでしょう。
プラスワンポイント
一番わかりにくいのは「しなやかな馬」ですが、これは色々な要素があるのですが、わかりやすいのは球節の可動域を見ればよいでしょう。いわゆる「ツナギが深い馬」です。歩いて着地する時にツナギがある程度寝る馬を狙えばよいと思います。
例として、先日の青函Sを勝ったゾンニッヒを挙げておきましょう。この馬はそれほど馬格はありませんが、トモの筋肉量は豊富で、手先が軽くツナギの角度もそこそこ寝ています。まさに洋芝にぴったりの馬です。ここ3走はオープンで勝ち切れていませんでしたが、青函Sは2馬身差の快勝。今後、札幌に舞台が移っても活躍できる馬でしょう。
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監修:ウマい馬券(Twitterアカウント:https://twitter.com/netkeiba_umai)
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