当記事では、日本時間2025年6月18日(水)24時20分にイギリスのアスコット競馬場で行われるプリンスオブウェールズステークス(G1・4歳上・芝2000m)の枠順を記載する。
ブックメーカーでの前売り1番人気となっているロスアンゼルスは5番ゲートからのスタート。昨年の愛ダービー優勝馬で、今シーズンはタタソールズゴールドカップを含む2連勝中である。
2025年プリンスオブウェールズステークスに出走する注目馬を紹介する。
※YouTube『Racing TV』より引用。ロスアンゼルスが勝利した2025年タタソールズゴールドカップのレース映像。
ロスアンゼルス(Los Angeles)はアイルランドの競走馬。名伯楽エイダン・オブライエン厩舎のアイリッシュダービー馬である。父は2012年のイギリス二冠馬キャメロットである。
2歳時から頭角を表しており、デビュー2戦目のクリテリウムドサンクルーでG1初挑戦を果たし、イリノイやラマダンなど後の強豪馬を相手に接戦を制してG1初制覇を飾った。
3歳時には英ダービー3着・アイリッシュダービー優勝・凱旋門賞3着など欧州の芝路線で大活躍。古馬となった今シーズンは5月の復帰戦とタタソールズゴールドカップを連勝しており、今回は3連勝がかかっている。欧州の芝中長距離路線を牽引する強豪馬のレースに要注目である。
※YouTube『At The Races』より引用。アンマートが勝利した2024年の英チャンピオンステークスのレース映像。
アンマート(Anmaat)はアイルランド産・イギリス調教の7歳セン馬。脚部不安と戦いながら大成した遅咲きの古豪である。父はオータード、母父ホーリングという血統。
2020年にデビューを迎え、初めて重賞に出走したのは2022年。2023年にイスパーン賞を勝利してG1ウィナーとなった。しかしその後に脚部不安を発症して長期休養を余儀なくされ、1年以上の休養を経て復帰を果たした。
2024年のシーズン3戦目、英チャンピオンステークスではカランダガンやロスアンゼルス、エコノミクスなど有力な3歳馬に人気が集まるなか伏兵の立場に甘んじていたが、レースでは最終直線で抜け出したカランダガンをゴール前で鮮やかに差し切り通算2度目のG1制覇を飾っている。
重賞戦線に乗ってからは1シーズンあたり2〜3戦で終えることが多いが、実力は折り紙つき。前哨戦のタタソールズゴールドカップでもロスアンゼルスの2着に好走している。古豪の輝きに要注目だ。
※YouTube『At The Races』より引用。オンブズマンが勝利した2024年プランスドランジュ賞のレース映像。
オンブズマン(Ombudsman)はアイルランド産・イギリス調教の競走馬。ナイトオブサンダー産駒の4歳牡馬である。オーナーはゴドルフィン。
昨年6月にデビュー戦を迎え、その後3連勝で重賞に初挑戦。フランスのG3競走プランスドランジュ賞では単勝1.6倍の圧倒的な人気を集め、レースではインコースから抜け出し後続を振り切って勝利。デビューから無敗の4連勝を飾った。
今シーズン初戦のG3では2着となっており、今回がG1初挑戦。ゴドルフィンが送り出す古馬の新星に注目だ。
プリンスオブウェールズステークスとは、イギリス王室が主催する『ロイヤルアスコット開催』の2日目に行われる競馬の競走である。格付けはG1。賞金および繁殖的価値が高く、世界的に位の高い一戦である。欧州の競馬界において、古馬中長距離路線の目標にあたる。
出走条件は4歳以上で、賞金総額は100万ポンド。2022年に現在の賞金へ増額され、ロイヤルアスコット開催で初めての100万ポンドレースとなった。1マイル1ハロン212ヤード(約2000m)の距離で行われる。
2024年にはディープインパクトの最終世代として知られるオーギュストロダンが勝利を飾っている。
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