当記事では、日本時間2025年6月17日(火)22時30分にイギリスのアスコット競馬場で行われるクイーンアンステークス(G1・4歳上・芝8ハロン)の枠順を記載する。
ブックメーカーでの前売り1番人気に指定されているロサリオンは10番ゲートからの発走となる。ロッキンジステークス覇者リードアーティストは3番ゲート、2024年の英2000ギニーを初めての芝レース出走ながら無傷で勝利したノータブルスピーチは6番ゲートからのスタートとなる。
2025年クイーンアンステークスに出走する注目馬を紹介する。
※YouTube『At The Races』より引用。ロサリオンの勝利した2024年セントジェームズパレスステークス。
ロサリオン(Rosallion)はアイルランド生産・イギリス調教の競走馬。現在のヨーロッパにおける最高峰のマイラーの1頭である。
2歳時にロンシャン競馬場で行われたジャンリュックラガルデール賞を勝利しG1制覇を果たしてシーズンを終えると、翌2024年の英2000ギニーに直行。ノータブルスピーチを捉えきれずに2着となった。
続く愛2000ギニーでは圧倒的な1番人気に支持され、リバータイバーやハーテムなどの強豪を相手に最終直線で目の醒めるような末脚を繰り出して優勝。
引き続き挑んだセントジェームズパレスステークスでは1番人気をノータブルスピーチに譲るも、最終直線で粘る超良血馬ヘンリーロングフェローをゴール直前で差し切り、愛2000ギニーの再現のようなかたちで優勝。ノータブルスピーチへのリベンジも果たした。
※YouTube『The Jockey Club』より引用。ノータブルスピーチの勝利した2024年英2000ギニーのレース映像。
ノータブルスピーチ(Notable Speech)はイギリスの競走馬。デビューは比較的遅く、3歳時の1月にオールウェザー馬場の未勝利戦を勝ち上がると、2月から4月にかけて連勝し、無傷の3連勝で英2000ギニーへ向かった。
英2000ギニーではシティオブトロイ・上述したロサリオン・ハーテムなどの強豪馬が揃う中、馬群の後方からコースの中央を突き抜け、ロサリオンを突き放して圧勝。この時点でノータブルスピーチは芝のレースに出走したことがなく、芝コース未経験馬が英2000ギニーを勝利するのは長い歴史の中でも史上初の快挙だった。
5頭立て(本来は6頭立てだったがロサリオン取消)で行われた2024年7月のサセックスステークスでは、ヘンリーロングフェローが逃げるなか3番手で追走。各馬が同時にスパートをかける瞬発戦のなか、最内を突き抜けて完勝。2つめのG1制覇を成し遂げている。
※YouTube『At The Races』より引用。リードアーティストが勝利した2025年ロッキンジステークスのレース映像。
リードアーティスト(Lead Artist)はイギリスの競走馬。父ドバウィ、母の父フランケルという配合で、世界的な名門牧場・ジュドモントファームの自家生産馬である。3代母は5頭のG1馬を出した名繁殖牝馬ハシリ(Hasili)で、近親にはダンシリ・バンクスヒル・ヒートヘイズ・シャンゼリゼ・ルロワデザニモーなどの名馬&名種牡馬がいる超良血馬である。
2024年4月にデビューし、翌5月に初勝利。3歳時にG1への出走は叶わなかったものの、重賞で着実に連対を重ね、今シーズン2戦目のロッキンジステークスでG1初出走を果たした。
本番のロッキンジステークスでは、最終直線で一度ダンシングジェミナイに差されるも、直後にふたたび末脚を伸ばして差し返し、デッドヒートの末にG1初制覇を飾っている。超良血馬が見せる勝負根性に要注目だ。
クイーンアンステークスとは、イギリスのアスコット競馬場で開催される競馬の競走。アスコット競馬場で例年6月に行われる「ロイヤルアスコット開催(ロイヤルミーティング)」の初日におこなわれる。
「クイーンアン」は、アスコット競馬場を創設したアン女王を指す。
4歳以上のサラブレッドが出走可能なレースで、格付けは国際G1。芝8ハロン(1600m)で行われる。1800年代前半から続く伝統ある一戦で、歴代優勝馬には競馬史に名を刻む競走馬が多数並ぶ。
ヨーロッパにおけるマイル路線の強豪馬が集うレースであり、近年の優勝馬にはバーイードやパレスピア、フランケル、ゴルディコヴァなどがいる。
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