優勝馬ペプチドナイルは父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ、その父マンハッタンカフェという血統。単勝11番人気の伏兵評価を覆してG1初制覇を果たした。
本馬を管理する武英智調教師はこれがJRA・G1初制覇、鞍上の藤岡佑介騎手は2018年NHKマイルカップ(騎乗馬ケイアイノーテック)以来2度目のJRA・G1制覇となった。
優勝馬マッドクールは父Dark Angel、母Mad About You、その父Indian Ridgeという血統のアイルランド産馬。2023年のスプリンターズステークスではハナ差の2着に敗れたが、雪辱を果たしてG1初制覇を果たした。鞍上は坂井瑠星騎手。
優勝馬ベラジオオペラは、父ロードカナロア、母エアルーティーン、その父ハービンジャーという血統。2023年の日本ダービーではクビ、ハナ、ハナ差の4着に入り、その後もチャレンジカップ(G3)優勝、京都記念(G2)2着と好走を続け、念願のG1タイトルを手にした。鞍上は横山和生騎手。
本馬を管理する上村洋行調教師にとってもこれがJRA・G1初制覇となった。
優勝馬ステレンボッシュは父エピファネイア、母ブルークランズ、その父ルーラーシップという血統。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズではアスコリピチェーノにクビ差及ばずの2着だったが、ここでその雪辱を果たしてクラシックタイトルを手にした。鞍上はJ.モレイラ騎手。
優勝馬ジャスティンミラノは、父キズナ、母マーゴットディド、その父Exceed And Excelという血統。新馬戦、共同通信杯に続く3連勝で、史上21頭目となる無敗の皐月賞制覇を果たした。鞍上は戸崎圭太騎手。
同馬は4月6日のレース中の落馬事故により亡くなった藤岡康太騎手が調教をつけていたことでも知られる。皐月賞の1・2週前にも康太騎手が追い切りを行っていた。
優勝馬テーオーロイヤルは、父リオンディーズ、母メイショウオウヒ、その父マンハッタンカフェという血統。ダート路線で活躍するメイショウハリオの半弟にあたる。ダイヤモンドステークス、阪神大賞典に続く長距離重賞3連勝でG1初制覇を果たした。
また、鞍上の菱田裕二騎手、本馬を管理する岡田稲男調教師にとってもこれが初のJRA・G1制覇となった。
優勝馬ジャンタルマンタルは、父Palace Malice、母インディアマントゥアナ、その父Wilburnという血統。2歳時は無傷の3連勝で朝日杯FSを制覇し、2023年のJRA最優秀2歳牡馬に輝いた。明け3歳の今年は共同通信杯で2着、皐月賞で3着に敗れていたものの、マイルに戻ってその実力を改めて見せつけた。鞍上は川田将雅騎手。
優勝馬テンハッピーローズは、父エピファネイア、母フェータルローズ、その父タニノギムレットという血統。重賞未勝利の身で挑んだ大一番、出走15頭中14番人気・単勝オッズ208.6倍という評価を見事覆して春の女王の座に輝いた。
また、鞍上の津村明秀騎手にとってもこれが初のJRA・G1制覇となった。
優勝馬チェルヴィニアは、父ハービンジャー、母チェッキーノ、その父キングカメハメハという血統。2歳時はアルテミスSを強い内容で勝つも、脚部不安で阪神ジュベナイルフィリーズを回避。復帰戦となった桜花賞では不利もあって13着と惨敗を喫したが、この大一番で本来の力を発揮し樫の女王の座に輝いた。鞍上はC.ルメール騎手。
母チェッキーノは2016年のオークスでクビ差の2着(勝ったのはシンハライト)に敗れており、母の無念も晴らす形となった。
優勝馬ダノンデサイルは、父エピファネイア、母トップデサイル、その父Congratsという血統。皐月賞ではスタート直前に右前肢跛行発症のため競走除外。その無念を見事晴らし、2021年生まれのサラブレッド7906頭の頂点に立った。
鞍上の横山典弘騎手は2009年ロジユニヴァース、2014年ワンアンドオンリーに続く日本ダービー3勝目。56歳3か月4日でのダービー最年長制覇およびJRA・G1最年長制覇となった。
優勝馬ロマンチックウォリアーは、父Acclamation、母Folk Melody、その父Street Cryという血統。昨年の豪G1・コックスプレートに続いて海外の地で見事勝ち星を掴んだ。G1勝利は3か国で計8勝。
鞍上のJ.マクドナルド騎手はこれがJRA初勝利。外国馬による安田記念制覇は1995年ハートレイク、2000年フェアリーキングプローン、2006年ブリッシュラックに続いて4度目となった。
優勝馬ブローザホーンは、父エピファネイア、母オートクレール、その父デュランダルという血統。今年1月の日経新春杯で重賞初制覇を果たし、天皇賞(春)で2着と好走。2度目のG1挑戦で栄冠を手にした。
また鞍上の菅原明良騎手、吉岡辰弥調教師にとってもこれが初のJRA・G1制覇となった。
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