2023年に産駒がデビューする日本産の種牡馬・日本と縁のある血統の種牡馬まとめ / POG

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当記事では、2023年に産駒がデビューする海外の新種牡馬のうち、日本産馬あるいは日本と縁のある血統の種牡馬を紹介する。

スタディオブマン(左)(提供:Racingfotos.com)、ヨシダ(右)(c)netkeiba.com
スタディオブマン(左)(提供:Racingfotos.com)、ヨシダ(右)(c)netkeiba.com
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ヨシダ

 母は北米で重賞5勝をあげたヒルダズパッション。当馬はその2番仔として日本で生まれた。父はハーツクライで、半妹には2020年のシンザン記念覇者サンクテュエールがいる血統。2015年の1歳馬セレクトセールにおいて、同年に上場されたハーツクライ産駒の中では最高額となる1億152万円(税込)で落札され、渡米した。

 4歳時のターフクラシックステークス(G1)を優勝。同日に英2000ギニーをサクソンウォリアーが制しており、英米で日本産馬によるG1制覇が実現した。その後、9月のウッドワードステークスでは初ダートながら大外からの差し切り勝ちを収め、日本生産馬による史上初の米ダートG1制覇を果たした。

 ラストランとなった5歳時のBCクラシック出走後に現役を引退し、ウインスターファームで種牡馬入りを果たした。

スタディオブマン

 父はディープインパクト。母セカンドハピネスは欧州の名牝ミエスクの仔という良血馬で、伯父にはキングマンボやミエスクズサン、ミシックトライブ、伯母にはイーストオブザムーンやモネヴァッシアなどがいる。モネヴァッシアはラヴズオンリーミーの母であるため、スタディオブマンリアルスティールラヴズオンリーユー、後述するラングレーの近親となる。

 2017年にデビューを迎え、翌2018年5月のグレフュール賞で重賞初制覇を飾り仏ダービーに駒を進めると、レース本番では中団から徐々に位置を上げ、直線でもそのまま粘り切ってダービー馬の栄光を手にした。

 ラストランとなった4歳時のジャックルマロワ賞出走後に現役を引退し、2020年からはイギリスのランウェイズスタッドで種牡馬入り。2024年には凱旋門賞アルピニスタとの交配プランが上がっている。

ジェニアル

 母はG1を3勝したフランスの名牝サラフィナ。2015年の1歳セレクトセールにて1億7280万円(税込)で取引された良血馬で、3歳時の3月にデビューを迎え、7月に初勝利。続く500万下を連勝した。

 4歳時の7月、武豊騎手とのコンビでフランスのメシドール賞(G3)に参戦。スタート直後からハナを切ってレースの主導権を握り、インコースから伸びて重賞初勝利を飾った。その後はフランス遠征を続け、遠征中にJRAの競走馬登録を抹消。フランスに移籍を果たし、現地で競走生活を送った。

 当初はドイツで種牡馬入りを予定していたが、下顎(かがく)が短いという特徴から現地の種牡馬登録をパスできず、スウェーデンで繋養されることとなった。その後、2022年10月にイタリアへ移動し繋養されている。

モンドシャルナ

 父ネオユニヴァース、母ウインドインハーヘアという血統で、半兄にディープインパクトブラックタイドがいる良血馬。名付け親は元AKB48の小嶋陽菜氏。2011年のセレクトセールにおいて2億6250万円(税込)という高額で取引された。

 2013年にデビューを迎え、JRAで35戦3勝の成績を残し、2018年の夏からはフランスに移籍。7戦目でフランス初勝利を挙げた。現地で10戦1勝の成績を残してモロッコで種牡馬入りを果たした。

ラングレー

 父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー。全きょうだいにリアルスティールプロディガルサンラヴズオンリーユー、姪にテルツェットがいる。スタディオブマンの項でも触れた欧州の名牝ミエスクの牝系に属する良血馬。

 2013年にデビューを迎え、芝の1600mから2400mを主戦場として2016年の洛陽ステークス(OP)など6勝を挙げた。JRA登録抹消後、オーストラリアに「ロードラングレー(Lord Langley)」の馬名で移籍。G1・トゥーラックハンデキャップに出走した。引退後、第3国となるインドネシアで種牡馬入りした。

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