当記事では2001年のJRA賞年度代表馬に輝いた名馬ジャングルポケットについて記載する。ライバルが次々とターフを去るなか日本ダービーを制し、秋には前年の絶対王者テイエムオペラオーを打倒し年度代表馬に輝いた。
ジャングルポケットは日本の競走馬・種牡馬。2001年の日本ダービーとジャパンカップを制し、同年のJRA賞年度代表馬に輝いた。
メジロベイリー、タガノテイオーと強豪馬の揃うデビュー戦を勝ち上がり、アグネスタキオン、クロフネ、マンハッタンカフェなどのスターホースとクラシックを戦い、テイエムオペラオーやメイショウドトウなど古馬路線の実績馬を大舞台で打ち負かすなど大活躍を見せた名馬である。
現役時代の主戦は角田晃一騎手、渡辺栄調教師の担当馬であり、齊藤四方司オーナーの所有馬(のちに吉田勝己氏所有)と、1994年の朝日杯3歳ステークスを含む4戦4勝でターフを去ったフジキセキとまったく同じ陣営だった。
2000年9月にデビュー。のちに全馬が勝ち上がるハイレベルな新馬戦で白星を飾り、2戦目の札幌3歳S(当時の馬齢表記)で重賞初制覇を果たした。翌2001年の共同通信杯を勝利すると、三冠初戦の皐月賞ではアグネスタキオンの3着に入線。続く日本ダービーでは、クロフネ、ダンツフレーム、ルゼルなどの強豪馬を相手に単勝1番人気に支持され、これに応えて優勝、鞍上の角田晃一騎手(現調教師)は牡馬クラシック初勝利となった。
その後の札幌記念ではエアエミネムの3着、続く菊花賞ではマンハッタンカフェの4着に敗れたものの、オリビエ・ペリエ騎手との初コンビで臨んだジャパンカップでは、前年8戦8勝で年度代表馬となっていたG1・7勝馬テイエムオペラオーを差し切り優勝。2001年のJRA賞年度代表馬および最優秀3歳牡馬に輝いた。
現役引退後、社台スタリオンステーションで種牡馬入り。牝馬G1を2勝したトールポピー、2008年の菊花賞馬オウケンブルースリ、2009年のエリザベス女王杯を逃げ切ったクィーンスプマンテ、2010年の天皇賞(春)を制したジャガーメイル、2011年の秋華賞馬アヴェンチュラ、同年の天皇賞(秋)をレコードで勝利したトーセンジョーダン、2014年の全日本2歳優駿覇者ディアドムス、2016年のJBCクラシック勝利のアウォーディーらを送り出した。
またシャトル種牡馬としてニュージーランドで繋養され、現地の産駒がG1を勝利するなど活躍。2013年からはブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養された。
馬名 | 獲得賞金(日本国内) |
---|---|
トーセンジョーダン | 7億506万円 |
オウケンブルースリ | 5億386万円 |
ジャガーメイル | 4億6054万円 |
アウォーディー | 4億3510万円 |
トールポピー | 2億1799万円 |
アヴェンチュラ | 2億1634万円 |
クィーンスプマンテ | 1億7340万円 |
タスカータソルテ | 2億2405万円 |
エアソミュール | 3億2104万円 |
馬名 | 主な戦績 |
---|---|
アグネスタキオン | 2001年皐月賞(G1) |
クロフネ | 2001年ジャパンカップダート(G1) |
マンハッタンカフェ | 2001年有馬記念(G1) |
ダンツフレーム | 2002年宝塚記念(G1) |
タガノテイオー | 2000年東京スポーツ杯3歳S(G3) |
メジロベイリー | 2000年朝日杯3歳ステークス(G1) |
テイエムオーシャン | 2001年牝馬二冠 |
エアエミネム | 2003年オールカマー(G2) |
テイエムオペラオー | 2000年古馬G1完全制覇 |
メイショウドトウ | 2001年宝塚記念(G1) |
ナリタトップロード | 1999年菊花賞(G1) |
繋養先である北海道沙流郡日高町のブリーダーズスタリオンステーションで永眠。2020年に種牡馬を引退しており、功労馬として余生を送っていた。
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