当記事では、2023年2月19日(日)に東京競馬場で施行される第40回フェブラリーステークス(G1)の概要や最新情報についてまとめています。
出否を検討していた根岸S覇者レモンポップは坂井瑠星騎手とのコンビで出走。また登録していたギルデッドミラーは右前第1指骨剥離骨折が判明したため出走叶わず引退となった。
フェブラリーステークスはJRAが施行する競馬の競走である。JRAのダート重賞競走では東海Sと並んでもっとも古い歴史を持つ一戦で、1984年に『フェブラリーハンデキャップ』として創設された(当時はG3)。その後1994年にG2へ昇格。1997年にはJRAのダート重賞競走初のG1レースとなった。
2007年からは国際競走に指定され、外国馬の出走も可能となっている。また、2016年からは1着馬に同年の米G1・BCクラシックへの優先出走権が付与されている。
2014年より、同年の東海ステークス(G2)および根岸ステークス(G3)の1着馬に優先出走権が付与されている。
2023年のトライアルレース覇者はプロミストウォリア、レモンポップの2頭。なおプロミストウォリアはフェブラリーSを回避し放牧へ。レモンポップは状態次第で出否を検討すると陣営が発表していたが、2023年2月8日、坂井瑠星騎手を新たに鞍上に迎えてフェブラリーSへ向かうと田中博康調教師が発表した。
2コーナーポケットの芝部分から発走する。芝でスタートを切る関係で、スピードに乗りやすい外枠が比較的有利。またスタート後約400mは緩やかな下り坂になっている。直線の長さは501.6m、上り坂も相まってペースは速くなる。
2023年1月31日時点では、牝馬初の武蔵野S覇者となったギルデッドミラー、2022年のかしわ記念を制したショウナンナデシコ、2021年の2歳ダート王者ドライスタウト、重賞5勝馬テイエムサウスダン、2022年の帝王賞覇者メイショウハリオ、2021年のJBCスプリント覇者レッドルゼルなどが登録を予定している。
2月1日、浦和競馬に所属する強豪4歳牝馬スピーディキックが、御神本訓史騎手とのコンビで出走を予定していることをJRAが発表した。同馬は2021年のエーデルワイス賞(Jpn3)を含む重賞8勝馬。2023年1月時点での通算成績は14戦9勝。
2月2日、カナダの競走馬シャールズスパイトが同競走に予備登録を行い、来日を予定していることをJRAが発表した。実現すればフェブラリーSへの外国馬参戦は初となる。同馬はアメリカの芝G1・メーカーズマークマイル覇者。また米G1・BCマイルでも2着の実績を持っている。