当記事では、日本時間2025年6月17日(火)24時20分にイギリスのアスコット競馬場で行われるセントジェームズパレスステークス(G1・3歳牡・芝1600m)の枠順を記載する。
アイルランド・イギリス・フランスの2000ギニー優勝馬が集結。愛2000ギニー優勝馬フィールドオブゴールドは5番ゲート、英2000ギニー覇者ルーリングコートは2番ゲート、プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)覇者アンリマティスは1番ゲートからのスタートとなる。
2025年セントジェームズパレスステークスに出走する注目馬を紹介する。
※YouTube『Equidia』より引用。アンリマティスが勝利したプール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)のレース映像。
アンリマティス(Henri Matisse)はアイルランドの競走馬。今年の仏2000ギニー優勝馬である。
父はWootton Bassett、母は現役時代にコロネーションステークスとジャックルマロワ賞を連勝し、その後日本遠征を敢行してマイルチャンピオンシップに出走したイモータルヴァースである。また、半姉にはG1を2勝したテネブリズムがいる。
2歳時の5月にデビューを迎え、3連勝でG1に駒を進めると、ナショナルステークス2着、ジャンリュックラガルデール賞5着を経てアメリカへ遠征。BCジュヴェナイルターフでG1初制覇を飾った。
3歳シーズン初戦の前哨戦を勝利すると、続く仏2000ギニーでは後のフランスダービー馬カミーユピサロなどを振り切り2回目のG1制覇を果たしている。
※YouTube『The Jockey Club』より引用。ルーリングコートが勝利した英2000ギニーのレース映像。
ルーリングコート(Ruling Court)はアメリカ生まれ・イギリス調教の競走馬。今年の英2000ギニー優勝馬である。
父はアメリカの三冠馬ジャスティファイ。母Inchargeofme、母の父High Chaparralという血統のゴドルフィン所有馬。キャリア4戦目でのG1初挑戦となった英2000ギニーでは、残り400m地点から一気にスパートをかけ、後述するフィールドオブゴールドの猛追を凌いでクラシック制覇を飾った。なお、同日(日本時間基準)にアメリカではソヴリンティがケンタッキーダービーを勝利しており、ゴドルフィンは欧米クラシック勝利。ケンタッキーオークスと英1000ギニーを含めるとクラシック4連勝の快挙を果たした。
当初は英ダービーに出走し二冠を狙う意向だったが、重馬場を理由にダービーを回避。今回のセントジェームズパレスステークスに照準を定めた。
※YouTube『Racing TV』より引用。フィールドオブゴールドが勝利した愛2000ギニーのレース映像。
フィールドオブゴールド(Field Of Gold)はアイルランド生産・イギリス調教の競走馬。今年の愛2000ギニー優勝馬である。
父はKingman、母Princess de Lune、母の父Shamardalという血統。なお、管理するJ.ゴスデン調教師は父キングマンを管理調教師でもあった。
2歳時はG3・ソラリオステークスを勝利。3歳シーズン初戦のG3・クレイヴンステークスを勝利し、臨んだ英2000ギニーでは1番人気に支持されるも、上述したルーリングコートとの激しい追い比べの末に半馬身差先着を許して2着。続く愛2000ギニーでは抜群の手応えで先頭を射程圏に入れ、早々に後続を突き放して完封勝利を飾った。
セントジェームズパレスステークスとは、イギリスのアスコット競馬場で開催される競馬の競走。格付けは国際G1。アスコット競馬場で例年6月に行われる「ロイヤルアスコット開催(ロイヤルミーティング)」初日の主要競走として位置付けられている。
3歳牡馬限定戦であり、事実上ヨーロッパにおける3歳マイル最強馬決定戦となっている。これはイギリス・フランス・アイルランドの2000ギニー覇者が集結するため。
歴代優勝馬にはベンドア、オーモンドや、イギリスの英雄ブリガディアジェラード、無敗三冠馬バーラムなど競馬史に名を残すスターホースが数多く並ぶ。
近年もパディントン、パレスピアなど欧州のマイル戦線の筆頭格が優勝。2011年にはフランケル、2014年にはキングマンが優勝を飾っている。
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