【牡馬クラシック三冠の牝馬出走歴】皐月賞・日本ダービー・菊花賞に優勝した牝馬およびその成績一覧

  • 更新日:

当記事では、牡馬クラシック三冠競走(皐月賞日本ダービー菊花賞)のいずれかに出走した牝馬の挑戦歴・着順および牝馬による優勝実績を一覧形式で記載する。

netkeibaNo.1競馬アプリ 無料ダウンロード
2007年の日本ダービーを制したウオッカ(撮影:下野雄規)
2007年の日本ダービーを制したウオッカ(撮影:下野雄規)
  1. 牝馬の優勝歴(グレード制導入以前を含む)
  2. 皐月賞の牝馬出走歴
  3. 日本ダービーの牝馬出走歴
  4. 菊花賞の牝馬出走歴
  5. 関連情報

 挑戦歴はグレード制導入以後(1984年以降)を対象としている。

牝馬の優勝歴(グレード制導入以前を含む)

開催年勝ち鞍優勝馬
1937年日本ダービーヒサトモ
1943年日本ダービークリフジ
1943年菊花賞クリフジ
1947年皐月賞トキツカゼ
1947年菊花賞ブラウニー
1948年皐月賞ヒデヒカリ
2007年日本ダービーウオッカ

 1943年にクリフジが東京優駿競走(日本ダービー)、阪神優駿牝馬(現:オークス)、京都農林省賞典四歳呼馬(現:菊花賞)を優勝し、変則三冠を達成している。2024年現在とは競走体系が大きく異なる点に注意。

 1984年のグレード制導入以降、牡馬クラシック三冠(皐月賞日本ダービー菊花賞)を制したのは2007年のウオッカのみ(日本ダービー)となっている。牝馬による日本ダービー優勝はヒサトモ、クリフジに続いて史上3頭目。実に64年ぶりとなる快挙だった。

皐月賞の牝馬出走歴

 グレード制導入後、皐月賞に初めて出走した牝馬はダンスダンスダンスフラワーカップ(G3)2着からの参戦で、本番では15番人気と伏兵評価だったが、トウカイテイオー以外の先行勢が総崩れになるなか中団から末脚を伸ばして5着に入線した。

日本ダービーの牝馬出走歴

 2007年の桜花賞(G1)で2着だったウオッカ日本ダービーに参戦。この年の皐月賞馬は中盤からハナを主張して粘り切ったヴィクトリーで、ハナ差2着に伏兵サンツェッペリン。さらにハナ差の3着にフサイチホウオーが追い込んできたというレース展開から、ダービーではフサイチホウオーが圧倒的な支持を集めていた。

 レース本番、前半1000mの通過が60秒5という先行有利の展開からアサクサキングスが粘り込みを図ったが、ウオッカただ1頭が圧倒的な瞬発力を発揮して3馬身差をつける豪快な勝利を飾った。ビワハイジ以降11年ぶりとなる牝馬の日本ダービー出走であり、牝馬の日本ダービー優勝はクリフジ以来64年ぶりの快挙だった。

菊花賞の牝馬出走歴

 グレード制導入以降、はじめて菊花賞に出走した牝馬はオークスダンスパートナーオークス勝利後、3歳ながらフランスへの遠征を敢行し、ヴェルメイユ賞で6着。帰国緒戦だった。牝馬の菊花賞出走はグレード制導入以前、1977年のケイツナミ以来。レース本番では1番人気に支持されるも、当時上がり馬だったマヤノトップガンに押し切られて5着だった。

 なお、ダンスパートナーは名繁殖ダンシングキイの仔。1歳下の全弟にはダンスインザダークがおり、翌年に姉のリベンジを果たしている。またダンスインザダーク産駒は菊花賞で好績を残しており、ザッツザプレンティデルタブルーススリーロールスと同レース3勝を挙げている。

netkeibaアプリ(無料)今すぐダウンロード

関連情報

おすすめトピック

アクセスランキング

アクセス数

新着まとめ

もっと見る