当記事では、『超近親配合』を持つ実際の競走馬を一覧形式で紹介する。
当記事では、極端なインブリード(近親交配)を持つ競走馬・種牡馬・繁殖牝馬を紹介している。インブリードは元来、祖先の持つ望ましい形質を発現させることを目的として行われており、近親交配によって祖先を共通させることによる形質の固定を狙っている。
一方で、近親交配を行うことによる弊害で潜性(劣性)遺伝子が発現してしまい、生まれた馬に望ましくない形質が発現するリスクも抱えている。
人気競馬ゲーム『ダービースタリオン』シリーズでは、所有する繁殖牝馬に種付けをおこなう際に父母の血統が近すぎる場合に「危険な配合」と警告が出ることで有名。今回は実在する「危険な配合」の競走馬・種牡馬・繁殖牝馬を一覧形式で紹介する。
Cejuba-El-Berana=Ben Jahdの1×1。父と母が全姉弟という血統。ポルトガル産のアラブ種。詳細な血統はサイト上に残っていないが、繁殖として導入され、産駒も残している。
トドロキヒホウの1×2。母リトルジャスミンがトドロキヒホウ産駒で、そこにトドロキヒホウが再び付けられたかたち。
シャイニングヨルカ=クイーンスジェストニセイの1×2およびクヰーンスジエストの2×3×3を持つ。父シャイニングヨルカと二代母クイーンスジェストニセイが全兄妹であり、また母父ナッシングヨルカがシャイニングヨルカの半弟にあたるため、クヰーンスジエストのクロスがさらにもう一本発生している。
なお、シャイニングヨルカ・ナッシングヨルカ・クイーンスジェストニセイの兄には1963年の菊花賞などを制し、二冠馬メイズイのライバルとしても知られた名馬グレートヨルカがいる。
トウルビヨンの2×2。競馬史に名を残すフランスの競走馬生産者マルセル・ブサック氏によって生産された牝馬。マルセル・ブサック氏はサラブレッドの配合理論を確立させた偉人であり、G1競走にもその名を残している。
コロネーションはデビュー後、圧倒的な競走能力で勝利を重ね、仏1000ギニーや凱旋門賞を優勝するなど優秀な競走成績を残した。しかし引退後、繁殖入り後に10年以上不受胎や死産が続き、子孫を残せなかった。
2023年の共同通信杯優勝馬。皐月賞でも3着に好走したファントムシーフ。
ハービンジャーの父ダンシリの母Hasiliと3代母Arriveが全姉妹となっており、また二代母Promising Leadがデインヒル産駒であることから、実質的にDansili≒Promising Leadの2×2のクロスを抱えていることになる。
わずか400kg前後の小柄な馬体ながら、障害路線で長く活躍するマイネルレオーネ。
父ステイゴールドと母の父サッカーボーイは甥・伯父の関係であり(ステイゴールドの母ゴールデンサッシュとサッカーボーイが全兄妹)であり、当馬はサッカーボーイ≒ゴールデンサッシュの2×2のクロスを抱えている。
父フリオーソ、母シルクブルームーン。同牝系には2021年のスプリントカップ(香G2)覇者アメイジングスターがいる。フリオーソとシルクブルームーンがいずれもブライアンズタイム産駒であるため、当馬はブライアンズタイムの2×2のクロスを抱えている。
父キタサンブラック、母アオイスカーレット、母の父ディープインパクトという血統。キタサンブラックの父がブラックタイドであり、ブラックタイドとディープインパクトは全兄弟(父サンデーサイレンス・母ウインドインハーヘア)であるため、ブラックタイド≒ディープインパクトの2×2のクロスを抱えている。
ダイワメジャーの母スカーレットブーケと、当馬の二代母スカーレットリボンが全姉妹であり、スカーレットブーケ≒スカーレットリボンの2×2のクロスを抱えている。
父シンボリクリスエス、母ショウナンハッブル、母の父アグネスタキオンという血統。二代母ショウナンラヴオンがシンボリクリスエス産駒であり、当馬はシンボリクリスエス1×3のクロスを抱えている。
1906年産。父Commandoと母Running StreamがともにDomino産駒であり、当馬はDominoの2×2のクロスを抱えている。
現代の日本競馬においては一例としてトキオリアリティー牝系に名があり、リアルインパクト・アイルラヴァゲイン・ネオリアリズム・インディチャンプ・アウィルアウェイなどがUltimusの血を受け継いでいることになる。
1968年産。父トサミドリは日本競馬の殿堂にも名を残す名馬である。トサミドリの半兄には日本競馬史上初の三冠馬となったセントライトがおり、当馬の母父セントオーがセントライトの産駒であるためフリツパンシーの2×4、また二代父プリメロがセントオーの母父でもあるため、加えてプリメロの2×4のクロスを抱えている。
トサハヤテは繁殖牝馬として桜花賞馬オヤマテスコを送り出した。また、2013年NHKマイルカップの優勝馬マイネルホウオウの4代母としても名前が残っている。
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