当記事では、2023年5月30日に35歳でこの世を去ったナイスネイチャの関連情報をまとめている。
ナイスネイチャは日本の競走馬。父ナイスダンサー、母ウラカワミユキ、母の父ハビトニーという血統で、通算成績は41戦7勝(重賞4勝)。
1990年に栗東・松永善晴厩舎からデビューし、3歳(旧4歳)時に小倉記念、京都新聞杯、鳴尾記念と重賞を3勝。その後は有馬記念で3年連続で3着に敗れるなど惜敗が続いたが、6歳時の高松宮杯で17戦ぶりの勝利を挙げた。総獲得賞金は6億2358万5600円に上り、ながらく中央競馬におけるG1未勝利馬の最高獲得賞金記録となっていた。
現役引退後、97年からは種牡馬として日高スタリオンステーションで繋養され、代表産駒のセイントネイチャーはJRAで3勝を挙げた。また、99年にワイド馬券が発売開始となった際にはキャンペーンキャラクターにも起用された。
2001年に種牡馬登録を抹消された後は生まれ故郷の渡辺牧場で「特定非営利活動法人引退馬協会」のフォスターホースとして余生を過ごしていた。
2023年5月30日12時40分、北海道浦河町の渡辺牧場にて35歳で息を引き取った。存命のJRA重賞勝ち馬としては最高齢だった。同日、認定NPO法人引退馬協会がホームページで発表した。
主戦騎手を務めたのは松永昌博騎手。1993年の阪神大賞典のみ南井克巳騎手が騎乗し、それ以外はすべて松永昌博騎手が手綱をとった。
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