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【ルール変更】JRAが行った2010年以降の改革まとめ

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471,809,030円の歴代最高額を記録した2019年2月24日中山記念ウインブライト(撮影:下野雄規)

WIN5で471,809,030円の歴代最高額を記録した2019年2月24日中山記念ウインブライト(撮影:下野雄規)

 “十年一昔”という言葉が昔から存在しているように毎週開催されている競馬も、十年の間にはいろんな変更を重ねながら行われてきた。ここでは、そんなJRAが行った2010年以降の改革について話を進めていこう。

■WIN5発売(11年4月24日〜)
 02年に馬単、3連複、04年に3連単の発売が施行。以前と比べて、さらに一獲千金の夢が見られるような改革が続けられてきたJRAの最終兵器が、11年からスタートしたこのWIN5。指定された5レースの勝ち馬を的中させる馬券で、的中者がいない場合は翌週へとキャリーオーバーされる。当初は上限2億円だったが、14年から6億円にアップ。現在までで3名、4億円オーバーの当選者が誕生している。

■降級制度の廃止(2019年〜)
 4歳以上の馬たちに、長く現役生活を送ってもらうために行われていた降級制度。この制度ができた頃は日本の馬資源が乏しかった時代でもあり、生産頭数が増えた現代と合わなくなっていった。降級することで下級条件のレースは頭数も揃ったが、逆に上級条件のレースは少頭数で行われることがしばしば。そこで19年にメスを入れたという形になっている。4歳降級がなくなると、3歳馬が有利になるのでは? と前評判通り施行1年目は、下級条件での3歳馬の勝ち星が増えた。

■クラスの呼称変更(2019年〜)
 降級制度の廃止と同時期に行われたのが、クラスの呼称変更。競馬ファン(だけ!?)に馴染みのあった、○○○万下クラスは下記のように変更された。
 500万下⇒1勝クラス
 1000万下⇒2勝クラス
 1600万下(準OP)⇒3勝クラス

 クラスとはついているものの、実際の勝ち星とは基本的には一致しているため初心者にもレースレベルがわかりやすくなった。 合わせて、OP競走も重賞とOP特別の中間に位置するリステッド競走が誕生。新聞紙面などでは(L)という表記が加わり、よりピラミッド型のシステムが初心者にもわかりやすくなった。

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