「純ちゃん、雨降らせてよ〜」と、たまたま阪神競馬場を出ようと歩いていた際、調整ルームに戻る途中の和田騎手と会い、その言葉が。
確かに、今回は最大のチャンスとなった舞台設定。そこにもう1つ雨という要因が加われば、ディープボンドにとってプラスに働いたことでしょう。しかも当日は雨予報もあっただけに悔やまれるところも。
また12番枠ということもあり、スタート後に内でジッとできた馬たちに比べると、外からポジションを取りに行ってインから外3頭目をまわる形に。
内目の枠によりラチ沿いやインから2頭目を通れた馬と、外から入っての内ラチ3頭目外とでは距離が距離なだけに最後まで枠の有利・不利はあったように思えました。
しかしながらディープボンドと和田騎手は、そんな好条件と言えない中でも、自分の競馬に徹し、最後も人馬共に気力を振り絞っての走りを見せての内容。2着と負けはしたものの、実に素晴らしい内容だったなぁ…と拍手でした。
さて今週から5週に渡っての東京でのGIレース。その最初となるNHKマイルカップ。
直線の長い東京のマイルは、一見、切れ味を武器とする馬が有利と感じられますが、終わってみると案外、スタートから持続してのスピードを維持できるタイプが結果を残しているようにも…。もちろん展開にもよりますが、割合として、そのような印象を受けるのです。
そういった点も考慮しながら現時点で気になっているのが…...もっと見る