開幕週の福島芝1800のハンデ重賞。18年勝ち馬メイショウテッコンは中山内回りの日経賞を、17年セダブリランテスは中山内回りの金杯を、16年ゼーヴィントは福島の七夕賞を、15年アンビシャスは阪神内回りの大阪杯を勝った。良なら内回り小回り適性の高い馬を狙いたいレースといえる。

　フィエールマンは素質と能力で2着まできたが、ああいう大箱向きストライドではなかなか差せないレースだ。メイショウテッコンとアンビシャスは母父キングマンボ系、セダブリランテスとゼーヴィントは母父ブライアンズタイム、こういう小回りのきく血が母父に入っているかもチェックポイント。(解説：望田潤)

キメラヴェリテ
3代母パントゥフラはフロリダオークス(米G3・ダ8.5F)勝ち馬。母父コジーンはBCマイルの勝ち馬でイスラボニータやエピセアロームの母父。兄リアンヴェリテはゴールドアリュール産駒でダートのオープン馬だが、こちらは父がキズナに替わり芝OKの中距離型に。母父がマイラーだし、一本気な逃げ脚質になったのは兄と同じ。福島1800だと他の追撃も早いから、そこを振り切れるかどうかだろう。
距離○　スピード○　底力○　コース◎

グレイトオーサー
ドレッドノータス、ディアデラマドレ、ディアデルレイ、サンマルティン、カウディーリョなどの半弟。母ディアデラノビアは重賞3勝、母母ポトリザリスはアルゼンチン年度代表馬。この牝系は南米アウトサイダー血脈が強くわりと晩成傾向で、本馬も...もっと見る