2019年12月22日(日)に中山競馬場で行われる第64回有馬記念(G1)は出走16頭中G1勝ち馬が11頭の超豪華メンバー!スワーヴリチャード、アーモンドアイ、リスグラシューなど出走馬の最も新しいG1勝利を振り返ります。
2019年11月24日 東京 芝左2400m
2019年 ジャパンカップ スワーヴリチャード
雨の影響により朝から不良馬場で競馬がスタートし、レースも重馬場で行われたため非常にタフな競馬となった。インコースを追走し、直線でも内を突いて伸びたスワーヴリチャードが1着、大阪杯以来のG1勝利となった。鞍上のマーフィー騎手は日本のG1初制覇となった。
2019年10月27日 東京 芝左2000m
2019年 天皇賞・秋 アーモンドアイ
3歳馬のサートゥルナーリアとの対決が注目を集めた1戦。アエロリットが予想どおり先手をとったが、直線の追い比べで、内からアーモンドアイが抜け出し、リードを広げて1着。一方のサートゥルナーリアは6着に終わり、アーモンドアイの強さが目立った1戦だった。
2019年10月26日 ムーニーバレー 芝2040m
2019年 コックスプレート リスグラシュー
オーストラリア競馬伝統の1戦に有馬記念当日限定で騎乗するレーン騎手を鞍上に出走。直線の短い競馬場ながら大外をまくる横綱相撲のような競馬で快勝。海外G1はこれまで2回出走して2着・3着だったが3回目の出走で海外G1初制覇を成し遂げた。
2019年10月20日 京都 芝右 外3000m
2019年 菊花賞 ワールドプレミア
同世代の皐月賞馬サートゥルナーリアやダービー馬ロジャーバローズが出走せず、大混戦となった牡馬クラシック最後の一冠・菊花賞。同年に亡くなったディープインパクト産駒のワールドプレミアが武豊騎手の好騎乗も相まって1着。重賞初勝利がG1初勝利となった。
2019年4月28日 京都 芝右 外3200m
2019年 天皇賞(春) フィエールマン
前年の菊花賞で見せたパフォーマンスが評価され1番人気に推されたフィエールマンが4コーナーで先頭に立ち直線で後続の猛追をおさえて勝利。2着とはクビ差だったが、2~3着の差は6馬身と大きく離れていた。父のディープインパクトが同レースを勝利した時のようなレースぶりであった。
2019年4月14日 中山 芝右2000m
2019年 皐月賞 サートゥルナーリア
前走のホープフルS(G1)から前哨戦を使わず休み明けで出走するという異例のローテーションだったが、単勝オッズ1.7倍の圧倒的1番人気の支持を集めた。前と離れることなく、先に動いたヴェロックスを見ながら進出。直線で末脚を伸ばし、ヴェロックスに競り勝った。
2019年3月31日 阪神 芝右2000m
2019年 大阪杯 アルアイン
前年の皐月賞馬エポカドーロ、ダービー馬ワグネリアン、マイルチャンピオンシップ馬ステルヴィオ、有馬記念馬ブラストワンピースと4歳馬4強に注目が集まったが、混戦の直線を抜け出したのは9番人気と低評価だったアルアイン。3歳時の皐月賞以来のG1勝利となった。
2018年10月28日 東京 芝左2000m
2018年 天皇賞・秋 レイデオロ
12頭立てで行われ、キセキが先手をとって緩やかなペースを形成。直線に入って瞬発力勝負になると、レイデオロが抜け出して1着。日本ダービー以来のG1勝利となった。初めて背負った斤量58キロを難なく克服し、2番人気ながらそのレースぶりは力の違いを見せつけるものとなった。
2017年11月26日 東京 芝左2400m
2017年 ジャパンカップ シュヴァルグラン
1番人気のキタサンブラックが武豊を背に逃げの手に出て、よどみないペースでレースが進んだ。直線に入るとインコースを進んでいたシュヴァルグランがスパート。キタサンブラックを交わして先頭に立ち1着でゴールイン。5歳での嬉しいG1初制覇を挙げた。
2017年10月22日 京都 芝右3000m
2017年 菊花賞 キセキ
レース前日から降り続く雨の影響により、これまでにも類を見ないほど時計のかかる不良馬場でレースが行われた。現在は先行馬として好走するケースが多いキセキだが、このレースでは道中は後方待機、直線で前を射程圏に捉えると上がり最速の末脚を発揮し快勝した。
2017年5月7日 東京 芝左1600m
2017年 NHKマイルカップ アエロリット
有馬記念がラストランとなるアエロリットのG1勝利は約2年半前までさかのぼる。3歳春に出走したNHKマイルカップを外枠から果敢に先行し、直線抜け出して1着。当時の主な勝ち鞍は新馬戦のみとなっており、1勝馬の同レース勝利は史上初の出来事であった。