2021年03月28日(日)に中京競馬場で行われる高松宮記念(G1)を攻略する3つのポイントは? 時期的に雨の影響を受けることが多く、コースが改修された12年以降パンパンの良馬場で行われたのは、13・16・19年の3回だけ(12・18年は雨の影響が残る良馬場)。今年もタフな馬場状態で行われる可能性が高そうで、対応できるかどうかがカギを握ることになりそうな高松宮記念の過去レース傾向・データから競馬予想に役立つポイントをご紹介します。
仕上がりも良く前走以上の状態で臨めそうなライトオンキュー
春のスプリント王決定戦であり、GIシリーズ開幕戦としての役割もある。時期的に雨の影響を受けることが多く、コースが改修された12年以降パンパンの良馬場で行われたのは、13・16・19年の3回だけ(12・18年は雨の影響が残る良馬場)。今年もタフな馬場状態で行われる可能性が高そうで、対応できるかどうかがカギを握ることになりそう。
1.勝ち切るには先行力必須
コース改修以降の9回で、勝ち馬の4角通過順位は古い方から順に「2・7・2・3・4・4・6・5・1」。上がり3ハロン3位以内の末脚を使ったのは、13年のロードカナロアと17年のセイウンコウセイだけだ。末脚のキレだけで勝ち切るのは難しく、中団より前で立ち回ることが勝ち負けの条件と言える。
2.前走凡走馬の巻き返しは少ない
過去9年間の勝ち馬のうち、前走で掲示板を外していた馬は19年のミスターメロディのみ。2着馬についても、前走で掲示板を外していた馬は19年2着のセイウンコウセイ1頭だけ。前走で凡走した馬の巻き返しは少ない。
3.馬格が必要
過去9年の勝ち馬のうち、最も体重が軽かったのは18年ファインニードルの480kgで、9頭中3頭は500kgを超えていた。480kg未満の1番人気は、19年4着のダノンスマッシュ、17・18年に3・8着のレッドファルクス、14・15年に3・13着だったストレイトガールと、すべて連対を外している。
ライトオンキューは前走のシルクロードSで2着。57.5kgのハンデを背負っていたことを考えれば上々の始動戦だった。中間の調教の動きが良く、今回は前走以上の状態で臨めそう。力のいる馬場も合っており絶好の狙い目と見る。