2021年03月14日(日)に中京競馬場で行われる金鯱賞(G2)を攻略する3つのポイントは? 芝2000mで行われるようになってから2度の施行時期変更を経て、17年から大阪杯へのトライアルレースとして3月に行われている金鯱賞の過去レース傾向・データから競馬予想に役立つポイントをご紹介します。
先行していけそうなブラヴァスに期待(ユーザー提供:だしまきさん)
芝2000mで行われるようになってから2度の施行時期変更を経て、17年から大阪杯へのトライアルレースとして3月に行われている。以降、ステファノス、ヤマカツエース、スワーヴリチャード、アルアインがここをステップにして大阪杯で好走している。
1.ペースが上がりにくい
中京芝2000mはスタート直後が上り坂になっており、いきなりペースが速くなることはあまりない。また、このレースに関して言えば、中距離GIを見据える馬が多く参戦することもスローペースの要因だと言える。立ち回りの器用さと瞬発力が高いレベルで求められる一戦。
2.若い4・5歳馬を信頼
中京2000mで行われたここ9年の成績を年齢別で見てみると、4歳馬は[6-2-1-16]で複勝率36.0%、5歳馬は[2-3-6-27]で複勝率28.9%と上々。対して、6歳以上馬は[1-2-3-42]で複勝率12.5%。現在の開催時期になった17年以降でみても、4歳馬は複勝率30.8%、5歳馬は複勝率29.4%、6歳以上馬は複勝率15.0%。4・5歳馬の成績が良い。
3.先行馬に注目
昨年は4角3番手のサトノソルタスが8番人気で2着、逃げたダイワキャグニーが6番人気で3着だった。他にも、18年は逃げたサトノノブレスが8番人気で2着、17年も逃げたロードヴァンドールが7番人気2着。16年も9番人気のパドルウィールが2番手追走から2着と、逃げ・先行馬が激走するケースがままある。
ブラヴァスは昨年から特に力を付けてきていて、重賞で安定して好走している。今回相手強化はカギとなるが、相手なりに走るタイプで力は出せそう。また、今回のメンバー構成なら先行していけそうで展開面の利があるとみる。