2021年01月31日(日)に東京競馬場で行われる根岸ステークス(G3)を攻略する3つのポイントは? フェブラリーSへのステップとして臨む馬に加えて短距離指向の馬も多数参戦し、毎年激しい戦いが繰り広げられる根岸ステークスの過去レース傾向・データから競馬予想に役立つポイントをご紹介します。
ペースも向きそうなタイムフライヤー(撮影:下野雄規)
ダート1400mはオープン特別こそ多く行われるが、JRA重賞はプロキオンSと根岸Sの2つのみ。ダートのスプリンターにとっては数少ない大舞台となる。フェブラリーSへのステップとして臨む馬に加えて短距離指向の馬も多数参戦し、毎年激しい戦いが繰り広げられる。
1.終いの脚が求められる
スプリンターが多く参戦することから、ペースは速くなりがち。ただでさえ終いの脚が求められる東京コースで、先行馬が押し切るのは簡単なことではない。過去10年、先行してこのレースを勝った馬が16年のモーニンしかいないように、基本的には直線で鋭く末脚を伸ばせる馬が中心となる。
2.距離短縮組が活躍
過去10年、今回距離短縮となった馬は[6-2-6-25]で複勝率35.9%なのに対し、前走同距離だった馬は[2-6-3-53]で複勝率17.2%、今回距離延長だった馬は[2-2-1-48]で複勝率9.4%。距離短縮組が優勢となっている。
3.余裕のあるローテ
過去10年、中3週以内で挑んだ馬は[0-2-3-50]で複勝率9.1%しかない。これに対して、中4~8週の馬は[6-7-6-57]で複勝率25.0%で、中9週以上の馬は[4-1-1-20]で複勝率23.1%。詰めて使ってくる馬より、余裕のあるローテや休み明けで挑んでくる馬の方が成績が良い。
タイムフライヤーの巻き返しを期待。昨年のフェブラリーSや武蔵野Sの走りからして、広い東京コースなら初の1400mも問題なくこなせると見る。短距離指向の馬が多く参戦して前半のペースが速くなりそうなのも、この馬にとっては追い風となるだろう。