2021年01月10日(日)に中京競馬場で行われるシンザン記念(G3)を攻略する3つのポイントは? 近年だと勝ち馬からアーモンドアイ、ミッキーアイル、ジェンティルドンナと3頭のGI馬が出ており、1月の3歳重賞としては例外的に大物の出現を期待できるシンザン記念の過去レース傾向・データから競馬予想に役立つポイントをご紹介します。
前走と同舞台ならば勝ち負けを期待できるダディーズビビッド
年によって出走メンバーのレベルにバラつきがあるものの、近年だと勝ち馬からアーモンドアイ、ミッキーアイル、ジェンティルドンナと3頭のGI馬が出ている。また、16年は2着のジュエラー、17年は3着のペルシアンナイト、6着のアルアインがその年のGIを制しており、1月の3歳重賞としては例外的に大物の出現を期待できるレースだ。
1.これまでの実績は不問
過去10年、前走がオープンクラスだった馬は[3-4-4-33]で連対率15.9%、複勝率25.0%。前走新馬戦の馬は[1-2-1-11]で連対率20.0%、複勝率26.7%。前走1勝クラスの馬は[4-3-4-35]で連対率15.2%、複勝率23.9%。それまでの実績や経験より、素質がものを言うレース。
2.距離延長は割り引き
コースが改修された12年3月以降に行われた中京芝マイルの3歳限定戦の成績を、前走の距離別で見てみると、今回距離短縮となる馬は複勝率20.1%、前走もマイルだった馬が複勝率28.3%なのに対し、今回距離延長となる馬は複勝率12.4%で苦戦気味。
3.逃げ先行有利
京都開催のときも基本的に前有利の傾向ではあったが、中京に舞台が変わっても前有利になると見る。12年3月以降に行われた中京芝マイルの3歳限定戦の成績を、4角位置取り別で見てみると、4角1番手の馬は[11-8-4-36]で連対率32.2%、複勝率39.0%で単複共に回収率は100%を超えている。
ダディーズビビッドは前走のこうやまき賞を快勝。道中は行きたがる面を見せていたが、直線でもしっかり伸びて危なげない競馬だった。高速馬場であったとは言え、緩みの少ないペースを外から先行して上がり3ハロン33秒8でまとめたのは能力の証。重賞でも、前走と同舞台ならば勝ち負けを期待できるだろう。