JRAが終わった後も佐賀競馬ではナイター競馬を開催中。
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
小回りコースでも差し躍進
みなさん、こんにちは。
競馬リポーターの大恵陽子です。
今夜の佐賀最終レースは特別な条件のつかない「C2クラス」「1300m」という条件。
昨夜とまったく同じ条件となります。
基本的に最終レース以外に組まれるC2クラスのレースと条件は変わりありませんが、ここでは念のため最終レースに限定した成績を見てみましょう。(直近1年)
まず人気では上位人気の信頼度が高いレース。
単勝3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入ったのは11レース中9レースでした。
一方で、3連単万馬券も頻出。
11レース中6レースと、半数近くで万馬券となりました。
位置取りとしては差しにやや注目。
11レース中8レースで6番手以下からの差し馬が3着以内に入っていました。
特に昨夜の最終レースでは最後方から上がり3ハロン37秒8という佐賀では驚異的な末脚で勝っていました。
次点に1秒以上差をつける上がりの脚で、やはり差し馬には注意したいところです。
▲C2クラス1300mの最終レース成績【表1】
3連系なら上がり39秒台前半までの差し
6番手以下からの差し馬が3着以内に入りやすいレースということが分かりました。
では、どのくらいの上がり3ハロンの脚が求められるのでしょうか。
下表はC2クラス最終レースで6番手以下から運んだ馬の成績。(2025年、1300m〜1400m)
上がり3ハロンが速くなればなるほど好走率は高いのは当然として、現実的に狙えそうなのは3連系やワイドであれば39秒台前半まで。
39秒台前半の3着内率が34.8%となっています。
▲C2クラス最終レースで6番手以下の馬の成績【表2】
「最終レース男」は存在するのか!?
高知名物「一発逆転ファイナルレース」では「ファイナル男」と呼ばれる、同レースを得意とするジョッキーが存在します。
最近では井上瑛太騎手や城野慈尚騎手がそう。
では、佐賀にも「最終レース男」は存在するのでしょうか。
下表は最終レースに限定した今年の成績。
今夜の最終レースに騎乗するジョッキーのみを抽出しました。
今年全体の成績と比べて好走率が高いのは、佐賀リーディング3位の石川慎将騎手。
連対率は今年全体では34.7%に対し、最終レースでは48.7%とグンと高くなります。
非常に高い数値で、最終レースの連対率は山口勲騎手を抜かしてトップ。(佐賀所属騎手において)
また、勝率も今年全体が17.2%に対し、最終レースでは20.5%にアップ。
最終レースでの勝率は2位になっています。
▲最終レースの騎手別成績【表3】
では、気になる予想と買い目は?
⑫ピンパンポンはJRA移籍初戦の前走が3着。
好スタート・好ダッシュから序盤はやや口を割るシーンも見られるほどでした。
直線では1、2着馬の脚色の方が上回りましたが、良化に期待。
佐賀競馬公式HPに掲載の無料ネット新聞「うまかつ.net」の陣営談話にも「今回の方が状態は良いし、上積みもあると思う」と心強い内容です。
⑦シャドウクロスは門別から移籍初戦の前走で4着。
ホライゾネットやブリンカーなどの馬具を装着しており、見て目にも気性の難しさが窺える通り、レースも序盤から押して押してという内容でした。
しかし、向正面で外から進出すると、直線でもジリジリと伸びていました。
気性面が今回どう出るかですが、初騎乗の石川慎将騎手は調教にも騎乗しているようですし、最終レースに強いので何とかひと押しを期待したいところ。
あとは粘り込みに期待の⑤ハーフェズ、移籍2戦目で変わり身期待の③タイセイグレーター、高知から移籍初戦の⑨ディスタービアまで印を回します。
ただ、近走の成績を見ると3着には何が来ても不思議内メンバー構成。
そのため、買い目は絞ります。
馬連 ⑦-⑫ 1点
もしも3倍以上つくならワイドも。
▲ニコニコ生放送現地生配信中! SAGAリベンジャーズC2-26組【出馬表】

