JRAが終わった後も佐賀競馬ではナイター競馬を開催中。
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
昨夜も差しが決まったレース
みなさん、こんにちは。
競馬リポーターの大恵陽子です。
今夜の佐賀最終レースは特別な条件のつかない「C1クラス」「1400m」。
この秋、急激に増えたC1クラスの最終レースで、昨夜に引き続きの同条件となります。
基本的には最終レース以外に組まれるC1クラスのレースと同じ条件ですが、念のためここでは最終レースに限定した成績を見てみましょう。(2024年以降)
まずは人気の傾向から。
単勝3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入ったのは17レース中13レースと、上位人気に信頼が置けます。
その一方で、3連単万馬券も8回と高い頻度となっています。
位置取りでは逃げがやや不振でしたが、昨夜2着に粘ったことで逃げの3着内率は41.1%まで回復。
一方、6番手以下からの差し馬が3着以内に入ったのは17レース中9レース。
差し馬が1頭は上位入着する可能性が高いと考えた方がいいでしょう。
▲C1クラス最終レースの成績【表1】
上がり3ハロンの目安は?
C1クラスの最終レースで注目したいのは差し馬の存在。
そこで、上がり3ハロンの指標とすべく、C1クラス全レースを対象に上がり3ハロン別成績をまとめたのが下表です。(1300m〜1400m、直近1年)
すると、上がり3ハロン39秒未満が求められることが分かります。
今夜は逃げ・先行馬が多そうな組み合わせ。
一方で、差しタイプは序盤のポジションが後ろすぎて末脚を使っていても届かない馬もいるのですが、展開が向く可能性もあります。
上がり39秒未満を近走で使えた馬は着順が振るわなくとも思い切って狙ってみるのも面白いかもしれません。
▲C1クラスでの上がり3ハロン別成績【表2】
現級好走組が不在の今夜
当レースの「C1クラス」は佐賀競馬では下から2番目のクラス。
そのため、最下級のC2クラスから昇級してきた馬と、現級(C1クラス)で走っている馬との能力比較が一つのポイントとなります。
通例であれば、下表のように現級好走組(前走C1クラス3着以内)が3着内率では優勢なのですが、今夜は不在。
今夜のように現級好走組不在の場合、昇級組(前走C2クラス1着)の馬の成績は【2,0,1,1】でした。
サンプルはそう多くありませんが、このパターンでは昇級組を重視するのがよさそうです。
もう一つ、着目したいのは前走C2でも「特選」とレース名に付くレースで好走した馬。
「特選」の編成条件はいくつも細かくあるため、端的に言うのは難しいのですが、あえて分かりやすく言うなら「賞金上位の馬たちのレース」。
他のレースに比べて相手関係が強力になるケースもあるため、ここでの2〜3着は高い評価をしてもいいかもしれません。
▲キャリア別成績【表3】
では、気になる予想と買い目は?
まずは好成績の昇級組から⑨ニライカナイアロー。
逃げてC2クラスを連勝し、今回が昇級初戦となります。
今回は現級好走組が不在。そうなれば、この馬が上位でしょう。
②アイアムルンルンは前走、C2クラス2着ですが「特選」とレース名に付く一戦。
2着ながら高く評価していいでしょう。
レース内容としても好位につけて勝ち馬から1馬身半差といい内容でした。
思い切って狙ってみたいのは⑩ビービーシャルム。
ダッシュがなかなかつかない馬で、離れた最後方となることもあるのですが、末脚はピカイチ。
4走前は上がり3ハロン37秒0など、直近5走のうち3走で39秒0未満の脚を使えています。
ここ2走は掲示板外ながらも勝ち馬とは大きな差まではありません。
佐賀競馬公式HPに掲載の無料ネット新聞「うまかつ.net」の展開予想には「折り合い次第でハイペースに」との記載。
流れが速くなれば、チャンスもあるかもしれません。
休み明けながら強い相手と戦ってきた⑤パームビーチ、C2特選で3着の⑪ユッカランまで。
買い目は2種類。
3連単マルチ ⑨-②⑤⑩⑪ 36通り
複勝⑩
▲YouTube生配信中! SAGAリベンジャーズC1-11組【出馬表】

