JRAが終わった後も佐賀競馬ではナイター競馬を開催中。
今夜も20時40分までアツいレースが繰り広げられています。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
上位人気好走も、万馬券続出
みなさん、こんにちは。
競馬リポーターの大恵陽子です。
今夜の佐賀最終レースは特別な条件のつかない「C2クラス」「1300m」という条件。
基本的に最終レース以外に組まれるC2クラスのレースと条件は変わりありませんが、ここでは念のため最終レースに限定した成績を見てみましょう。(直近1年)
まず人気では上位人気の信頼度が高いレース。
単勝3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入ったのは10レース中8レースでした。
一方で、3連単万馬券も頻出。
10レース中6レースと、過半数で万馬券となりました。
今年2月には28万円超えの大万馬券も出現しており、その日の負け分を一発逆転で取り返せそうな雰囲気すら漂います。
位置取りとしては差しにやや注目。
10レース中7レースで6番手以下からの差し馬が3着以内に入っていました。
▲C2クラス1300mの最終レース成績【表1】
コーナーまでが短い舞台
舞台となる佐賀ダート1300mは直線に入ったところにゲートが置かれるため、スタートから最初のコーナーまでの距離が短くなっています。
その短い距離の中でハナを取ったり、2番手につけるには相応のダッシュ力に加えて、枠順も大きな影響を与えそうです。
そこで、今年の同舞台で1〜2番手につけた馬の馬番別成績をまとめたのが下表。
突出して好成績なのは最内の1番枠。
前のポジションを取るまでに距離ロスなく運べるのも利点なのでしょう。
6番枠も好走率が高めですが、他は全体的に似た好走率。
極端に好走率が下がっている7番枠と10番枠ではければ問題なさそうです。
▲1〜2番手につけた馬の馬番別成績【表2】
能検タイムが参考に
今夜は出走10頭中7頭が3歳未勝利というメンバー構成。
古馬も3頭中2頭が未勝利、残る1頭は2勝を挙げるものの名古屋での勝利という状況です。
その中で⑩ホワイトジーンはJRA未勝利から移籍後に当地で能力検査(少頭数での模擬レースのようなもの)を受けていました。
能検での走破タイムは予想の参考になることが多く、たとえば「3歳ドリームシリーズ」という3歳未勝利馬ばかりが集まりやすいレースでデビューを迎えた馬のデータが下表。
能検で1分30秒0を切るタイムを出せていれば、デビュー戦からいきなり3着以内に入ることができます。
今夜は厳密な条件は異なりますが、このデータが適用できそうな似た条件。
頭に入れておきたいデータです。
なお、能検を受けた馬のタイムは佐賀競馬公式HPに掲載の無料ネット新聞「うまかつ.net」の出馬表で確認できるほか、佐賀競馬公式HPの「ニュース一覧」ではタイム、入着順、騎乗騎手などを、公式YouTubeでは実際の映像をご覧いただけます。
▲3歳ドリームシリーズでデビューを迎える馬の能検タイム【表3】
では、気になる予想と買い目は?
③ゴルドヴァッサーは南関東からの移籍初戦の前走で5着。
その時の走破タイムが出走馬中最速でした(直近5走)
正直、出馬表を見る限りでは今夜のメンバーは能力差がそう大きくはないと感じているのですが、大恵総研の格言でもある「ダートで持ちタイムは裏切らない」を信用して本命にします。
②アルデコンティはJRA未勝利からの移籍初戦。
東京ダート1600mではスタートから押されながらも4番手に先行できていました。
ただ、3コーナー手前や直線入り口などで馬自身がやめているような走り。
ブリンカーも着用していたので、その点が気がかりですが、あのダッシュ力があれば内枠からハナや2番手先行もあり得そう。
2番枠から1〜2番手につけると3着内率は52.3%と高いです。
さらに能検タイムから通用しそうな⑩ホワイトジーン、1400mでの走破タイムが近走最速の⑨ココナッツリゾート、唯一の勝利経験馬⑦セルリアンロケットまで。
買い目は手堅く
馬連③-②⑦⑨⑩ 4点
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