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下野雄規 ロジャーバローズ&浜中 2019年

勝利の感想を問われ、「あ、勝っちゃったよ、と思いました」と、率直に振り返った浜中騎手。ダービーでの2ケタ人気馬の勝利は(ロジャーバローズは12番人気)、1966年のテイトオー以来53年ぶり、グレード制導入以降は初の快挙だったのだから無理もない。しかも、「今年はダービーに乗れないな…」とあきらめていたところで、四位騎手の騎乗停止により、たまたま巡ってきたパートナーだ。とはいえ、初騎乗となった前走京都新聞杯で馬の特徴をつかみ、持ち味を存分に生かした好騎乗だった。一度はリーディングに輝きながらも、その後、低迷期を経験した浜中騎手。復活の狼煙ともいえる雄叫びだった。