netkeiba

下野雄規 ワンアンドオンリー 2014年

1990年のツルマルミマタオー(4着)から、挑み続けること19回。その間、ダンスインザダーク、ハーツクライ、リーチザクラウン、ローズキングダムで4度の2着を経験してきた橋口弘次郎調教師にとって、ダービーの頂はまさに悲願だった。その悲願を成就させたのが、ハーツクライ産駒のワンアンドオンリー、そしてダービー時の父の鞍上、横山典弘騎手。いつにない積極策で好位を進み、直線では1番人気イスラボニータとの長い叩き合いの末、世代の頂点に立った。「もう勝てないかと思った…」と喜びを噛みしめた橋口調教師。その後は苦戦が続いたが、名伯楽の夢を叶えた孝行息子だった。