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下野雄規 ウオッカ 2007年

「初めて跨ったときから“この馬は違う!”と思った。ワクワクしたよ」と四位騎手に言わしめ、桜花賞前からダービー挑戦プランが上がっていた天才少女が、並み居る男馬たちを従えてトップゴールをはたした2007年。64年ぶりとなる牝馬の勝利に、競馬場は例年とは違うどよめきに包まれた。「いい勝負ができる自信はあったけど、まさか勝てるとは思わなかった」と振り返った四位騎手だが、計時した上がり33秒フラットは、レース全体の上がりを1秒以上上回る極上の切れ味で、歴史的名牝の誕生を強烈に印象づけた。