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【東京スポーツ杯2歳S(G3)】優勝後GI制覇を成し得た若駒たち

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素質ある若駒が集まるレースとして位置づけられていた府中3歳ステークスが1996年に重賞に昇格。1997年に『東京スポーツ杯』の冠が付くレース名に改められ、馬齢表記の変更に伴い2001年から現名称となった。クラシックはもちろん、重賞昇格後にGIレースを優勝した馬は13頭にも及ぶ。東京スポーツ杯2歳S優勝後にGIを優勝した馬をまとめました。(2020年11月22日現在)

生年馬名通算成績
2017年コントレイル7戦7勝(GI・4勝)
2015年ワグネリアン13戦5勝(GI・1勝)
2012年サトノクラウン20戦7勝(GI・2勝)
2011年イスラボニータ25戦8勝(GI・1勝)
2009年ディープブリランテ7戦3勝(GI・1勝)
2008年サダムパテック30戦6勝(GI・1勝)
2007年ローズキングダム25戦6勝(GI・2勝)
2006年ナカヤマフェスタ15戦5勝(GI・1勝)
2003年フサイチリシャール24戦5勝(GI・1勝)
1999年アドマイヤマックス23戦4勝(GI・1勝)
1996年アドマイヤコジーン23戦6勝(GI・2勝)
1995年キングヘイロー27戦6勝(GI・1勝)
1994年ゴッドスピード35戦11勝(JGI・1勝)
コントレイル(撮影:下野雄規)

2019年に2歳レコードで完勝したコントレイル(撮影:下野雄規)

優勝後にGI制覇した競走馬たち

コントレイル

コントレイル
馬名コントレイル
ディープインパクト
ロードクロサイト
母父Unbridled's Song
馬主前田晋二
生産者ノースヒルズ
生年月日2017年04月01日
産地新冠町
主な勝ち鞍2019'ホープフルS
2020'牡馬クラシック三冠などGI・4勝

幼少期は球節が悪く、育成時期に半年ほど乗ることができない時期があったのは有名な話。東京スポーツ杯2歳Sでは福永騎手が騎乗停止のため、Rムーア騎手が手綱を取った。速い流れのレースになったが、慌てず直線で抜け出すと上がり33秒1の末脚を繰り出し2着アルジャンナに5馬身差をつけ2歳芝1800mのレコードタイムで快勝した。その後の活躍はめざましく、父ディープインパクト以来となる無敗での牡馬クラシック三冠を達成した。

ディープブリランテ

ディープブリランテ
馬名ディープブリランテ
ディープインパクト
ラヴアンドバブルズ
母父Loup Sauvage
馬主サンデーレーシング
生年月日2009年05月08日
生産者パカパカファーム
産地新冠町
主な勝ち鞍2012'日本ダービー

圧倒的1番人気に推された新馬戦では、2着馬に5馬身差を付け圧勝すると、続く東京スポーツ杯2歳Sでも1番人気に応え3馬身差の完勝。年明け緒戦の共同通信杯、続くスプリングSは連続2着。皐月賞はゴールドシップ・ワールドエースに後塵を拝する形で3着。3番人気で迎えた日本ダービーは、早め抜け出しからゴール前フェノーメノの猛追をハナ差凌いで優勝。鞍上岩田騎手・管理する矢作調教師にとっても初めての栄冠をもたらした。その後は、英国・アスコットへ遠征し、7月21日キングジョージ6世&クイーンエリザベスSに挑戦して8着。帰国後は菊花賞を目標に調整が続けられたが、同レースの最終追い切り後に右前脚屈腱炎を発症していたことが判明し引退・種牡馬入りとなった。

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