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【神戸新聞杯2020・細江純子コラム】ひと夏を越したコントレイルの見るべき点

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ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに第68回神戸新聞杯(2020年09月27日)に出走する馬の中から注目している馬をピックアップ(※金曜日時点)していただきました! また、セントライト記念のレース回顧や上位馬の菊花賞に向けての展望も触れてくれていますので競馬予想にお役立てください。

「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん

「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん

菊花賞に向けて距離延長はプラスになりそうなバビット

 皆さん、連休はどのように過ごされましたか? そして3日間開催は?

 日曜日、私は京都から新幹線でフジテレビへと向かったのですが、乗車して扉が開かれると、そこにいらっしゃったのは、20名以上のご高齢のツアー客の方々。

 座席1番〜12番まで両サイドを、ご夫婦と思われる方々が胸にワッペンをつけて楽しそうに会話をされており、デッキには旗を片手に何やら準備をされているツアーコンダクターの方の姿が。

 いつもならば微笑ましいと思えるその光景が、

 この数週間、いやこの数か月の移動では考えられなかったこともあり、驚いてしまいました。しかしながら連休時は一方でGoToトラベル、一方でコロナ感染拡大防止…、なんだか不思議。

 この先、ほんとにどうなっていくのでしょうね…?

 さて競馬の話に。月曜日に行われたセントライト記念ですが注目馬サトノフラッグの最後は、手応え以上にスパッと切れない感じで終わり、少し疑問が残るところも…。

 これは距離なのか? それとも能力なのか…?それとも休み明けもあったのか…?期待をしていたことに加え、道中のかんじが良かっただけに? が残るものでした。

 一方、勝利したバビットは菊に向けて楽しみとなる内容。折り合い面の心配がなさそうですし、持久力のありそうなタイプ。距離延長はプラスに働きそうな気がしています。

神戸新聞杯だけでなく菊花賞に向けても見ておきたい点

 さて今週は神戸新聞杯。2冠馬コントレイルが始動となります。

 いい意味で日本ダービーにおいても、皐月賞同様の仕上げで臨んでいた陣営。

 それもあって、パドックでの印象はまだ、トモなど成長途上な気がしました。

 それがひと夏を越して少しドッシリとしてきたように映ります。

 次は3000mとなりますが、あえて距離を意識してのレースというよりは、馬のリズムを大切に、コントレイルの力を信じた内容となりそうな気が個人的にはしています。

 よって見るべき点は、当日のテンションや折り合い、次に向けて負荷が与えられながらも疲労は最小限で、そしてどれだけのガス抜きが得られるか? レース後の馬の表情も含めて見たい点が多く、非常に楽しみです。

 それでは皆さん、週末はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。

 ホソジュンでしたぁ。

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