昨年はゴールドシップ産駒のワンツーだったが、ブラックホール(19年1着)、ナイママ(18年2着)、クラージュゲリエ(18年3着)、プロフェット(15年2着)と、ヌレイエフとロベルトを併せ持つ馬がよく馬券に絡んでいる。また洋芝の重賞らしく、ニシノデイジー、ブラックオニキス、ダブルシャープ、アドマイヤウイナー、クロコスミアと、人気薄で穴をあけた馬はネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血を引いていることが多い。取り上げた馬では、ソダシとユーバーレーベンがヌレイエフとロベルトとネヴァーベンドを併せ持つ。(解説:望田潤)
ピンクカメハメハ
トウショウフリーク(父キングカメハメハ)の3/4弟で、女傑スイープトウショウの半弟。母母サマンサトウショウはエプソムC勝ち馬で、孫にトウショウドラフタ、ひ孫にトウショウカズンが出る。この母母のところだけノーザンダンサーの血が入らずハイペリオンのクロスを重ねていて、リオンディーズ産駒としても好形の配合だ。トウショウフリークのように先行粘っこい脚質で、リオン産駒だから揉まれたときがどうか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ソダシ
白毛で有名なシラユキヒメ一族で、ユキチャンの甥で、ハヤヤッコやピオノノのイトコで、母ブチコはJRA4勝。ちなみにハヤヤッコはキングカメハメハ×クロフネ×シラユキヒメで、本馬はクロフネ×キングカメハメハ×シラユキヒメ。ダート上級がコンスタントに出る牝系でもあるが...もっと見る