ワンターンで長い直線のマイル戦。ヌレイエフ(ケイデンスコール、アンブロークン、ミュゼスルタン、ビッククインバイオ、イブキ)、トニービン(ウーマンズハート、ケイデンスコール、フロンティア、イブキ)、ダイナサッシュ(ケイデンスコール、フロンティア)など、有力なナスペリオン血脈から大箱向きの末脚を受けた馬が毎年上位を賑わせる。ここで取り上げた4頭では、フラーズダルムがトニービンを母母父に持つ。(解説:望田潤)
シュヴァリエローズ
ローズノーブルの全弟でアジュールローズやローズミラクルの3/4弟。母ヴィアンローズはノネット賞(仏G3・芝2000m)勝ち馬。母系にカーリアンの血を引くディープ産駒にはダノンシャーク、サトノラーゼン、母クロウキャニオンきょうだいなどがいる。本馬は「フランス牝系のダノンシャーク」というイメージで細身でしなやかでダノンよりジワッと斬れる。大箱が合っているし、新潟外マイルでも斬れ味を見せるだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
フラーズダルム
ブラックプラチナムやグレイシアの下で、母クーデグレイスはローズS3着。牝祖シャダイチャッター(小倉記念)の子孫にラブリーデイやアリゼオなどが出る。母父ホワイトマズルはダンシングブレーヴ直仔で、母系にダンシングブレーヴが入るキズナ産駒...もっと見る