18〜19年は雨の影響で時計のかかる決着も、15〜17年は1分58秒前半の高速決着で、ゼーヴィント(ラジオNIKKEI賞)、アルバートドック(小倉大賞典)、グランデッツァ(スプリングS)と、コーナー4つの1800重賞の勝ち馬が制している点に留意したい。

福島芝2000は高速決着ならば1800寄りの適性が要求されるコースだ。例年ロベルト持ちが活躍するレースでもあり、昨年も馬券圏内まではこなかったが、スクリーンヒーロー産駒ゴールドサーベラスが11人気4着と健闘している。取り上げた馬でロベルトを持つのは母父クロフネのバレリオだけ。(解説：望田潤)

ヴァンケドミンゴ
サンリヴァルの全弟で、ヴェルデグリーンのイトコで、母母ウメノファイバーはオークス馬。ルーラーシップ×アグネスタキオンはフェアリーポルカと同じ。こう並べると中山の捲り血統のイメージだが、母系にサクラユタカオーが入るのでナスペリオン的な斬れで走るルーラー産駒で、全兄と比較しても伸びやかなストライドは大箱向き。福島でも前走のように外捲りが決まる展開バイアスなら。
距離◎　スピード○　底力○　コース○

ジナンボー
モクレレの全弟でラインベックの全兄。母アパパネは牝馬三冠とヴィクトリアマイルに勝った女傑。母母ソルティビッドは芝1200のフェアリーS2着。ディープインパクト×キングカメハメハは...もっと見る