今月、我が愛車号が2度目の車検を迎える。中古購入のイタリア車で生産は2011年。走行距離も10万キロに迫ってきた。最近は「ミシミシ」と何かがきしんでいるような音を頻繁に出すように…。まさか、ルパン三世のフィアットみたいに走行中にボディーが壊れて、最後はシートとタイヤだけになるんじゃないだろうな?
西浦厩舎の岸本助手とそんな話をしていたら、「なんでもそうやけど、年数がいったら、そんなもんとちゃうの。タンスと一緒。俺の車も似たようなもんやし」と。
ちなみに彼の車は質実剛健のドイツ車。イタリア車の我が愛車よりはマシのように思うのだが、それに対する返答は「俺らの年齢になったらさ。張り切って飛ばすこともないわけやん? 車は軽で十分。嫁の軽に乗ってると“これでええやん”って思うもんな」。まあ、いろいろな意味で潮時ということなのかもしれない。
初めてベンツを購入した某紙の先輩が「ジョッキーが“この馬の乗り味は高級車のそれ”とか言うやろ? その意味がわかった気がするわ」なんて話をしていたことがあった。確かに競走馬の乗り味は車に例えられることが少なくない。なので、岸本助手が乗っているウーマンズハートについて「車で言うと、どんな乗り味なのよ?」と聞いてみた。...もっと見る