当記事では、2025年11月1日(土)から11月2日(日)にかけてアメリカ合衆国のデルマー競馬場で開催されるブリーダーズカップ各競走のレース結果・優勝馬など最新情報を記載する。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCフィリー&メアスプリントの優勝馬はスプレンドラ。鞍上を務めたのはF.プラ騎手。同馬はこれが重賞初勝利&G1初制覇となった。B.バファート厩舎の管理馬で、同厩舎はこのレースを3頭出しで迎えた。
序盤で先手を主張したのはホーリンアイス。バックストレッチでB.バファート厩舎のホープロードとリチが並びかける展開となった。先頭で最終直線に向いたホープロードを早々に競り落とし、スプリント戦ながら後方に大きな着差をつける圧勝だった。
2着にはヴァウヴァ、3着にはホープロードが入線した。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCターフスプリントの優勝馬は3歳牝馬シソスパイシー。鞍上を務めたのはI.オルティスJr.騎手。アメリカの短距離戦で無類の強さを誇った快速馬ミトーリの産駒である。手応え良く最終直線で抜け出すと、そのまま後続を突き放して快勝した。
2着にエージーブレット、3着にカーデムが入線した。なおカーデムの手綱を執ったのは先日引退が報じられたL.デットーリ騎手だった。
日本からはインビンシブルパパとピューロマジックが参戦。ピューロマジックは当初除外対象(補欠1番手)だったが、有力馬アリゾナブレイズの出走取消により繰り上がり出走が叶った。インビンシブルパパは佐々木大輔騎手とのコンビ。ピューロマジックはO.マーフィー騎手とのコンビで挑んだ。
インビンシブルパパは好スタートから2番手の位置を取り、最終直線で追い出しにかかったものの、抜け出したシソスパイシーを捉えられず、失速して6着入線。ピューロマジックは終始後方での競馬を余儀なくされ、着外での入線となった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCスプリントの優勝馬はベントルナート。鞍上はI.オルティスJr.騎手が務めた。昨年のBCスプリントでストレートノーチェイサーに突き放され2着となり、その後は長期休養を挟んで今年の9月に復帰。前年のリベンジを果たした。
2着にイマジネーション、3着にドクターヴェンクマンが入線した。
日本からはアメリカンステージが参戦。坂井瑠星騎手とのコンビで挑んだ。好スタートから前を譲り、インコースの3番手で脚を溜め、最終直線で追い出し、そのまま粘って4着での入線となった。これまでのBCスプリント最先着はマテラスカイの5着であり、日本馬による最先着記録更新となった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCディスタフの優勝馬は5歳牝馬スキュラ。鞍上はJ.アルバラード騎手が務めた。スタート後は激しい先行争いとなった末にスキュラが先手を取る展開。最終直線でもリードを保ったまま、後続をさらに突き放してそのまま圧勝した。
スキュラの母は2014年のアメリカ古馬女王クローズハッチズ。G1を5勝するなど大活躍したものの、BCディスタフは2度出走し、うち一度は2010年代のアメリカ最強牝馬の一角ビホルダーに敗れるなど勝利できなかった。今回のスキュラの優勝によって母のリベンジを果たしたかたちとなる。
日本からはアリスヴェリテが参戦。昨年と同じくK.フレイ騎手とのコンビで参戦した。レース中盤から追走で一杯となり、後方に置かれるかたちで着外となっている。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCターフの優勝馬はエシカルダイヤモンド。3回目のBCターフ優勝を狙うレベルスロマンスや凱旋門賞2着のミニーホーク、ゴリアットなど強豪を相手に大金星を挙げた。
レース中盤からゴリアットが位置を上げ、逃げるシラウィに並びかけるなど動きがあったものの馬群は一団となって最終直線へ。4コーナー手前でミニーホークが先頭をうかがい、それを目掛けてレベルスロマンスが進出したところを、後方から大外一気でエシカルダイヤモンドがまとめて差し切った。
エシカルダイヤモンドは平地競走と障害競走を問わずレースに使われており、昨年にはチェルトナムフェスティバルのトライアンフハードルなどに出走。今春も障害戦に出走していた。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCクラシックの優勝馬はフォーエバーヤング。鞍上は坂井瑠星騎手。日本馬が史上初となるブリーダーズカップ・クラシック制覇を成し遂げた。
スタート後、先手を取ったのはコントラリーシンキング。フォーエバーヤングは2番手を確保し、その後にフィアースネス、ジャーナリズムなどが続いた。バックストレッチでマインドフレームが位置を上げてフォーエバーヤングと並ぶかたちとなった。
最終直線ではフォーエバーヤングが先頭。フィアースネスを競り落とし、後方から追い込んできたライバル・シエラレオーネの追撃を振り切り、見事に1着でゴールに飛び込んだ。
この勝利により、フォーエバーヤングは日本馬の歴代獲得賞金ランキングで1位に浮上した。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCマイル優勝馬はノータブルスピーチ。鞍上はW.ビュイック騎手が務めた。最終直線では最内に進路を取り、インコースを縫って抜け出して完勝した。同馬は英2000ギニー、サセックスステークス、ウッドバインマイルに続きG1・4勝目となった。
激しい2着争いの結果、2着にフォーミダブルマン、3着はザライオンインウィンターとなった。
日本からはアルジーヌが出走。L.デットーリ騎手とコンビを組んだ。最終直線では切れ味鋭い末脚を見せるも6着での入線となった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCダートマイル優勝馬はナイソス。トラブルが続きなかなかG1に手が届かなかった世代の筆頭候補が大舞台で栄光を掴んだ。
先手を取ったのは快速馬シチズンブル。2番手にフルセラーノ、3番手にタッチオブデスティニーという隊列で進んだ。
最終直線では後続を突き放しにかかるシチズンブルにナイソスが単独2番手から並びかけ、激しいマッチレースとなった。僅差での決着となり、軍配はナイソスに上がった。なお、シチズンブル、ナイソスいずれもB.バファート厩舎の管理馬であり、同厩舎のワンツーフィニッシュとなった。
※YouTube『Breeders' Cup World Championships』より引用。
2025年BCフィリー&メアターフ優勝馬はゲゾラ。鞍上はM.バルザローナ騎手が務めた。
4コーナー手前から早めに逃げ馬を交わしにかかって先頭に立ったシーフィールズプリティが後続を突き放すなか、最終直線で鋭くゲゾラが伸び、ゴール手前で差し切って完勝した。
ゲゾラは今年のフランスオークス馬で、ヴェルメイユ賞ではアヴァンチュールの2着、前走の凱旋門賞では13着に敗れていたが、アメリカの地で巻き返し2回目のG1馬を飾った。
2歳戦がおこなわれるブリーダーズカップ・ジュヴェナイルデー(1日目)には、日本からスウィッチインラヴが参戦。鞍上は坂井瑠星騎手が務めた。BCジュヴェナイルフィリーズターフに出走し、11着での入線となった。
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