「世界のYAHAGI」こと矢作芳人調教師=栗東=が今週のジャパンC・G1(11月30日、東京競馬場・芝2400メートル)にシンエンペラー(牡4歳、父シユーニ)を送り出す。悲願のG1初制覇を目指す愛馬の現状、4年ぶりの勝利を目指す世界決戦への熱い思いを語った。(取材・構成 山本 武志) ここだけを見ていた。矢作調教師は早い段階からジャパンCを「秋の目標」と明言。凱旋門賞も含んでいた今秋の出走予定レースの中で、実績を残す左回り&直線が長いコースで行われる一戦に最も重きを置いてきた。 「シンエンペラーに合っているレースであることと、季節的に秋が一番走れますからね。まだG1を勝っていないので、どこかでG1を取らせたい。…