【競馬人生劇場・平松さとし】 日本でもおなじみのヴィアシスティーナ。その激走を、先々週の8日にオーストラリアで見てきた。連敗で一時は勢いに陰りが見えたかと思われた彼女だが、この日はチャンピオンズS(G1)を快勝。前走のコックスプレート(G1)に続くビッグレース連勝で、通算12度目のG1制覇を果たし、完全復活を印象づけた。 同馬を管理するのは、当地の伯楽C・ウォーラー調教師。代表的な管理馬であるウィンクスは、世界歴代最多となるG1・25勝を挙げ、4シーズン連続で年度代表馬にも選ばれた名牝である。そのウィンクスに挑んだ日本馬がいる。 19年のクイーンエリザベスS(G1)に出走したクルーガーだ。管理したのは栗東の高野…