史上最強馬の呼び声もあるイクイノックスだが、GI・6勝の中で最も着差をつけたのが23年のジャパンCだ。リバティアイランドやドウデュースといった強豪を寄せ付けることなく、4馬身差で圧勝した一戦を振り返る。 23年のジャパンCは超が付く豪華メンバーだった。主役は単勝1.3倍でGI・5連勝中のイクイノックスだが、2番人気以降も役者揃い。同年の三冠牝馬のリバティアイランド、前年の日本ダービー馬のドウデュース、GI・3勝のタイトルホルダー、前年の二冠牝馬のスターズオンアースなどが「打倒イクイノックス」を狙って集っていた。 レースは同年のサウジC覇者のパンサラッサが大逃げを打った。前半1000mは57秒6。向正面では2番手以下に…