◆第63回アルゼンチン共和国杯・G2(11月9日、東京競馬場・芝2500メートル、良) 第63回アルゼンチン共和国杯・G2(東京)は、9番人気のミステリーウェイがV。デビュー5年目の松本大輝騎手(23)=栗東・森秀厩舎=とともに、うれしい初タイトルとなった。 長身痩躯(そうく)の若武者がターフに魔法をかけた。 松本はスタートからミステリーウェイを押していき、向こう正面入り口で後続に10馬身のリード。「馬の気持ちを最大限に走る方に向かせることだけが、僕の仕事だと思っていた」と相棒を気持ち良く走らせる。真骨頂はここからだ。3コーナー前で後ろを引きつけ脚を温存。その効果はてきめんで「お釣りがあったぶん最後まで残…