「みやこS・G3」(9日、京都) 限られた残りの時間。ゆかりの血統で臨む数少ない重賞Vの好機が巡ってきた。西園正都調教師(69)=栗東=が送り出すレイナデアルシーラ。交流重賞3勝を挙げた母アンデスクイーン、昨年の関東オークスを制した姉アンデスビエント(4歳オープン)と、いずれも厩舎が手掛ける血統だ。トレーナーは「お母さん、初子も重賞を勝って、この子も重賞に出せる。本当にありがたいね」と感謝を口にする。 逃げ戦法で3連勝してオープン入り。「お母さんはおとなしかったけど、子どもはうなる感じ。この子はお姉ちゃんよりも筋肉が大きくて、たくましい」と頼もしそうに語る。馬の個性、適性を見極めることが…