フォーエバーヤングBCクラシック勝利に思う 日本競馬界挑戦の軌跡

  •  【競馬人生劇場・平松さとし】  フォーエバーヤング(牡4=栗東・矢作芳人厩舎)がブリーダーズCクラシック(G1)を制した。  BCの中でもメインのクラシックは、北米競馬の根幹であるダート2000メートルで争われる最高峰の一戦。ゆえにこれまでの勝ち馬のほとんどが北米調教馬であり、日本馬による制覇は史上初の快挙となった。  この北米の頂に、今から29年前の1996年に挑んだのがタイキブリザードだ。美浦・藤沢和雄調教師(引退)が育てた同馬は、カナダ・ウッドバイン競馬場で行われたBCに出走。13頭立ての最下位に終わったものの、その挑戦は後の日本競馬の礎となった。  タイキブリザードはシアトルスルーの産駒。当時は外国産馬が出走

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