前哨戦を制し凱旋門賞に挑んだ馬たち エルコンドルパサーの歴史的な名レース

  •  今年こそ“日本競馬の悲願”なるか。アロヒアリイを皮切りにビザンチンドリーム、クロワデュノールと10月5日(日)に控える凱旋門賞(3歳上牡牝・仏G1・芝2400m)に向け、幸先の良い勝利が続いている。これまでも前哨戦を制して凱旋門賞に挑んだ日本馬は多くいた。週末に控える大舞台を前に彼らの蹄跡を振り返ってみたい。99年にサンクルー大賞、フォワ賞を勝ったエルコンドルパサーは、本番でも歴史に残る名勝負を演じた。  同馬は父Kingmambo、母サドラーズギャル、母の父Sadler's Wellsという血統の米国産馬。97年11月に東京ダ1600mの新馬戦でデビューすると、9頭立ての最後方から直線だけで全馬をごぼう抜き。そのまま後続に7馬身差を付ける

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